富士登山に行く計画が有りそのための装備を揃える必要が生じているが、
- その後再び使う見込みが無い
- 登山用品は高価
- 使用頻度の低い物に高額の出費は辛い
と感じてお困りではないかと思います。
そこで今回は富士登山で使う装備費用を安く抑える方法についてお話しいたします。
目次
1:特売品を購入
アウトレット品、旧モデル品、オフシーズン品、バーゲン品、セール品等の特売品は通常品よりも安く手に入れることができます。
例えば、冬物一掃バーゲンセールで手頃な物が見付かれば、防寒着のフリースやダウンを安く手に入れることも可能です。
特売品を購入することは、装備費用を安く抑える一つの有効な方法です。
2:中古品を購入
登山用品は中古品であってもまだまだ十分に使える物が多々あります。
なぜならば、登山用品は過酷な条件下で使われることを想定して作られているため耐久性に優れているからです。
例えば登山靴(トレッキングシューズ)は、適切にメンテナンスすれば5年程度はしっかり使うことができます。
その様な登山靴(トレッキングシューズ)であれば、中古品を購入しても十分に使い物になります。
例えば、
- フリマサイト
- オークションサイト
- 登山用品やアウトドア用品のリサイクルショップ
等々で中古品の登山用品が売られています。
中古品を購入することは、装備費用を安く抑える一つの有効な方法です。
3:使用後に売却
富士登山を終えたら次にいつ使うかわからない登山用品であれば、売却して換金することによって出費を結果的に抑えることができます。
例えば、先程挙げた
- フリマサイト
- オークションサイト
- 登山用品やアウトドア用品のリサイクルショップ
等々を活用して中古品の登山用品を売ることも可能です。
あるいは、登山用品買取業者に買い上げてもらうという方法もあります。
登山用品買取業者の例としては、JUST BUY という所もあります。
使用後に売却して換金することも装備費用を安く抑える一つの有効な方法です。
4:レンタルを利用
購入するのではなく、使う必要がある時だけ借りて使用後は返してしまう、つまりレンタルを利用することでも装備費用を安く抑えることができます。
使用頻度が低い物を保管する場所や手間を省くことができるため好都合な方法かもしれません。
登山用品レンタル業者の例としては、やまどうぐレンタル屋 という所もあります。
レンタルを利用することも装備費用を安く抑える一つの有効な方法です。
5:一つのアイテムを多用途に転用
対処できる複数の用途に一つのアイテムを使い回すことで持ち物を減らすのが登山で使う装備を取捨選択する際の考え方の基本です。
なぜならば、荷物が軽い・少ない・コンパクトである方が、身動きがしやすく、疲れにくく、いざという時にスピーディーに動けて、登山をする上で有利だからです。
その代表例はレインウェアです。
レインウェアという言葉からは、真っ先に雨具であると解釈されることでしょう。
ですが、登山においてレインウェアとは雨具にもなる暴風防寒着です。
事実として、登山中に雨に一切降られなかったということは起こり得ます。
しかし、外気温の変化のみならず運動することによる体内からの発熱も含めると、暑さ寒さの変動は登山中に必ず起こります。
それに対しては、重ね着する服の枚数を増減させることで対処します。
レインウェアには、その、重ね着する服のうちの一つとしての役割もあります。
寒い時や風が強い時はウインドブレーカーを着て、雨の時はレインウェアを着るという使い分けは登山ではしません。
登山においては、いずれの時もレインウェア一つを使い回します。
なぜならば、ウインドブレーカーで風を防ぐことはできても雨までは防げないのに対して、レインウェアでは風も雨もどちらも防げるからです。
この様に、一つのアイテムを多用途に転用して持ち物を減らすことも装備費用を安く抑えるのに有効です。
6:登山用品でなくても間に合う物を富士登山に流用
登山用品は一般に高価です。
なぜならば、登山用品は登山という特殊で厳しい条件下でも安全に快適に容易に迅速に活動することを可能にする仕様・機能・性能を有する優れ物の道具だからです。
ですが、富士登山で使う装備を全て登山用品で揃えなくても間に合う物もあります。
例えば、防寒着を普段使いのフリースやダウンで間に合わせることは十分可能です。
サングラス、手拭い、帽子、腕時計、手袋、スマホ等々も、登山用品でなく、普段使いの物を富士登山で使って構いません。
例えば登山用の靴下をお持ちでないならば、速乾性が有ることと3枚以内の重ね履きで必要な厚みが得られることが条件で、既にお持ちの普段使いの靴下で間に合わせても構わないと私は思います。
例えばリュックサック(バックパック)の一つくらいなら、登山用品に限定しなければ、既にお持ちの人も多いのではないでしょうか。
山小屋泊一泊二日登山に必要な荷物であれば、私に言わせると大して重くないと思っています。
なので、持ち物全てが収まる容量があり更なる費用負担を避けることを優先するのであれば、既にお持ちの有り合わせのリュックサック(バックパック)を富士登山に使って構わないと私は思います。
なるべくならば、登山で使うリュックサック(バックパック)はウエストストラップ付きの物が望ましいです。
なぜならば、ウエストストラップも活用してリュックサック(バックパック)を体に固定することによって、不自然な体勢で移動せざるを得ない場面でもリュックサック(バックパック)が体から離れることがなく、安全に移動できるからです。
これを読んでいる人の多くは、おそらく、登山経験があまり無い人だと思われます。
その様な人であれば、経験やスキルの少なさを道具の優秀さで補うことが一つの適切で有効な対処方法だと私は思います。
ですが、装備費用を安く抑えることを優先したいのであれば、登山用品でなくても間に合う物を富士登山に流用する方法もあります。
ただし、それに伴って安全性や快適さや容易さや迅速性等が犠牲になり不便になることを承知、および覚悟しておく必要があります。
物によりますが、登山経験が無くても体力や身体能力が高い人であれば選択可能な方法です。
7:登山用品を日常生活でも積極活用
登山用品は登山という特殊で厳しい条件下でも支障なく活動することを可能にする優れ物の道具です。
下界の日常生活にも余裕で使用可能です。
登山用品を登山以外の用途で使ってはいけないという決まりはありません。
例えばレインウェアは雨具兼防寒着のアウターとして、日常生活でも積極的に活用してはいかがでしょうか。
例えば登山靴(トレッキングシューズ)は雨の日の長靴や雪道用の靴として、日常生活でも積極的に活用してはいかがでしょうか。
登山現場でも支障なく使うことができる優れ物ですから、下界でももちろん大いに活躍してくれます。
登山用品を日常生活でも積極活用することは、装備費用を安く抑えることに結び付きます。
8:災害時の非常持ち出し用品と兼用
登山に出掛ける際は、たとえ使わずに済んだとしても、遭難予防や安全確保や非常時の備えのための装備は必携です。
ここで言う遭難予防や安全確保や非常時の備えのための装備とは、例えばサバイバルシートやヘッドライトやその予備電池やファーストエイドキットや携帯トイレや常備薬などのことを意味します。
これらは、災害時の非常持ち出し用品としてリストアップされる品々だということに気付きませんか。
つまり、富士登山用の装備として準備したものの幾つかは災害時の非常持ち出し用品としても活用可能だということです。
仮にリュックサック(バックパック)を新調したのであれば、いっそのこと、これらの非常持ち出し用品を入れるカバンとして登山用のリュックサック(バックパック)を活用してはいかがでしょうか。
富士登山が終わった後も使い途があるならば、装備費用を安く抑えることに結び付きます。
安く済ませられる理由を許容できればOK!
登山用装備と聞くと、高機能高性能かもしれないが活用する機会が少なく高価な物、というイメージをお持ちになるかもしれません。
ですが、
- 高い物でも安上がりに済ませる方法を選ぶ。
- ロースペックによる不便や不快に耐える。
- 使用頻度を高めてコスパを上げる。
- いざという時には必要不可欠な物だと認識を改める。
という提案をあなたが許容できるならば、富士登山に掛かる装備費用を安く抑えることは可能です。
あなたが無理なく安全に快適に過ごせる範囲で装備費用を安く抑えて、有意義に富士登山を楽しんで下さい。
ただし、今回ご紹介した方法で装備費用を下げることは構いませんが、装備のスペック(仕様・機能・性能)を落とすと自殺行為になりかねない装備も中にはあります。
それらに関しては、定価で買えば高額の出費になるかもしれませんが、ハイスペック品をご使用下さい。
具体的なアイテムについては、こちらの記事 をご覧下さい。
富士登山で必要になる服装や持ち物全般についてより詳しくは、こちらの記事 をご覧下さい。
服装や持ち物に限らず、準備段階から実行段階までの富士登山の全体像に関してより詳しくは、こちらの記事 をご覧下さい。