マムートのケントガイドハイゴアテックス(Kento Guide High GTX)は、「トレッキングシューズ」と名付けられていますが、トレッキングという言葉から想像するよりもはるかにハイレベルな活動に対応できるハイスペックな登山靴です。
例えば、樹林帯の中などの低山歩きも、森林限界よりも上の岩稜帯歩きも、残雪期の高山登山も、いずれにも対応可能です。
ただ、厳冬期の高山登山で使うのは厳しいです。
ですが、それ以下の活用範囲であればこの一足で万事済ませることができます。
それくらい活用範囲が広く、万能型のケントガイドハイゴアテックスの有用性について今回はお話しいたします。
商品の詳細を知りたい方は、以下から確認下さい。
★男性用
★女性用
目次
ケントガイドハイが快適に使える季節や用途
春・夏・秋と、程々の冬山ならOK!
マムートのトレッキングシューズ「ケントガイドハイゴアテックス」は、「トレッキングシューズ」と名付けられていますが、春・夏・秋と、程々の冬山登山で使用可能です。
つまり、
- 無雪期の山歩き
(低山も高山も。雪渓や岩稜帯歩きも含む。) - 積雪期の低山登山
- 残雪期の高山登山
これらの軽めの登山からハイレベルな登山まで幅広く使えるハイスペックな登山靴です。
無雪期に森林浴をしながらの低山歩きにも
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夏に高山植物を見ながらの木道歩きにも
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夏の高山(こうざん)の残雪の上を通過するのも
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岩稜帯歩きも
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鎖場や梯子などの足元が不安定な所も
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積雪期でも低山なら
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残雪期の高山(こうざん)にも
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これら全ての用途に広範囲に使うことができます。
と言うのも、例えば、ソールのつま先部分にはクライミングゾーンが設けられていて、岩稜帯歩きでも大丈夫です。
また、かかと部分はアイゼンを装着できる凹みが設けられていて、セミワンタッチ式のアイゼンを装着可能です。
また、ソールが十分に硬いため、足元が不安定な所でも、安定して体を支えてくれます。
つまり、少なくとも夏に日本で一般の登山道を歩くなら、この靴でどこへでも行けます。
それだけでなく、程々の雪山に行く場合にも使えます。
マムートのトレッキングシューズ「ケントガイドハイゴアテックス」は、それくらい高機能・高性能を有するハイスペックな登山靴です。
ですから、例えば、
- 週末に日帰りや一泊二日のトレッキングや登山
- 夏にまとまった日程を確保してアルプス縦走
- ゴールデンウイークの連休に残雪期のアルプス登山
- 冬に(雪が有っても無くても)トレッキングや低山の日帰り登山
この様な範囲で山に出掛ける前提で、一年を通して一足の登山靴だけで済ませたい人には、この靴がおすすめです。
ライトなトレッキングだけならもったいない
それほどガチで登山には行かず、
- 夏に山麓や高原の遊歩道を散策する
- 夏に山小屋泊で高山植物を見に行く
- 春〜夏に新緑を見に行く
- 秋に紅葉を見に行く
この程度の範囲の活動にとどめるならば、ここまでハイスペックな登山靴を選ぶ必要はありません。
もっと軽くて柔らかくて履きやすく安い最適なトレッキングシューズは他にあります。
その様な人は、 こちらの記事 で紹介している靴の方が適するかもしれません。
ハイレベルな雪山登山への適用は微妙
一方で、保温材は入っていないため、
- 寒さに強い人
- 靴下やインソール等で保温性を補える場合
- ハイレベルな雪山へは行かない人
であれば冬もこの靴で済ませても悪くはないです。
ですが、厳冬期にハイレベルな雪山登山に行く場合は、別に、厳冬期登山に適した仕様の冬用登山靴を使う方が得策です。
その様な場合は、 こちらの記事 の「厳冬期登山に行く人向け」で紹介している冬用登山靴がおすすめです。
ケントガイドハイの仕様や特徴と利点
ソールはVibramとマムートの共同開発品で、グリップ性能に優れ、また、適度な剛性があり、岩場のような足場が不安定な所でも安定して歩くことができます。
また、かかと部分にはアイゼンを装着できる凹みが設けられているため、雪の上を歩く場合もセミワンタッチ式のアイゼンを装着して対応可能です。
アッパーは革素材がメインに使われているため、足の形に馴染み、耐久性も高く、ある程度の保温性能も備わっています。
それでいて、同じ目的や用途を想定して作られた他社製品よりも軽くて歩きやすいです。
また、足首の曲げ伸ばしに関わる部分だけは化繊が使われているため、足首を比較的広い範囲で楽に動かすことができます。
ただし、岩稜帯や雪の上を歩くことまでは想定していない靴に比べるとソールは硬いです。
また、アッパーには防水透湿性能に優れたゴアテックスが組み込まれているため、浸水せず、蒸れにくく、快適に履くことができます。
つまり、マムートのケントガイドハイゴアテックスは、一足で、春・夏・秋の登山にとどまらず、入門レベルの雪山にまで活用できます。
ケントガイドハイの評価や口コミ
ECサイトから購入の際に参考になりそうな評価や口コミをピックアップしてみました。
とても軽くフィット感が良く、デザインとカラーも気に入り購入を決めました。(出典:楽天)
同等の機能を持った靴の中では、驚くべき軽さです。山を登ってるときに、すぐに体感できます。足が前に出やすい。疲れにくい。いいことずくめです。(出典:価格.com)
今回冬の低山用にこの靴を購入しました。(出典:Yahoo!ショッピング)
アイゼンだけ先に購入していたので、これで冬山も登れます。(出典:Yahoo!ショッピング)
ケントガイドハイは、あなたにとって本当に最適か?
ケントガイドハイよりもあなたの希望を更に満たす靴があるとしたら、次の候補はいかがでしょうか。
例えば、目的とする用途にピッタリと合った仕様の靴でも、足にフィットしなければ論外です。
メーカーや製品によって型も異なります。
マムートのケントガイドハイゴアテックスがあなたの足に合わないならば、次の製品を検討してみても良いと思います。
スリムな靴が好みの人は
スポルティバ:トランゴタワーGTX
この商品も、
- 無雪期の山歩き
(低山も高山も。雪渓や岩稜帯歩きも含む。) - 積雪期の低山登山
- 残雪期の高山登山
これらの用途のいずれをも一足で賄うことを想定して作られた他社メーカー製品で、足の形が細めの人向けです。
アッパーのメイン素材はナイロンですが、ケントガイドハイよりも重量が重いので、重い荷物を背負った時でも足元が安定します。
値段はケントガイドハイよりも高いです。
★男性用
★女性用
ゆったりした靴をお望みの人は
シリオ:PF730
この商品も、
- 無雪期の山歩き
(低山も高山も。雪渓や岩稜帯歩きも含む。) - 積雪期の低山登山
- 残雪期の高山登山
これらの用途のいずれをも一足で賄うことを想定して作られた他社メーカー製品で、幅広の足の人向けです。
アッパー素材は革と化繊の併用ですが、ケントガイドハイよりも重量が重いので、重い荷物を背負った時でも足元が安定します。
値段はケントガイドハイよりも高いです。
★男女兼用
暖かく過ごしたい人は
シリオ:PF731
上で紹介したシリオのPF730に保温材が組み込まれた仕様の靴です。
オールシーズン使うことを目的とし、寒さ対策を重視したい人にはこちらがおすすめです。
保温材入りですので、暑い夏は高山(こうざん)限定で低山は避けた方が快適かもしれません。
値段は更に高くなります。
★男女兼用
安上がりに済ませたい人は
マムート:デュカンミッドゴアテックス
難易度がもう少し低い登山を想定している人にはこちらがおすすめです。
ケントガイドハイより軽くて柔らかいため、足の動かしやすさや歩きやすさが増す一方で、足の保護機能は低くなります。
セミワンタッチ式のアイゼンの装着はできません。
価格設定はケントガイドハイよりも安いです。
★男性用
★女性用
これ一足でどこでも行けちゃうケントガイドハイ
マムートのトレッキングシューズ、ケントガイドハイゴアテックスは、
- アッパーは、耐久性や保温性に優れ、足に馴染みやすい革製
- アッパーには浸水せず蒸れにくいゴアテックス入り
- 軽量かつ足首を曲げ伸ばししやすい作り
- 岩場も安定して歩けるソール
- セミワンタッチ式アイゼンを装着可能
この様に、多くの利点を備えています。
なので、厳冬期の高山(こうざん)を除き、これ一足で済ませることができます。
マムートのトレッキングシューズ、ケントガイドハイゴアテックスは、それほどまでに適用範囲が広い優れ物の登山靴なのです。
この優れ物のケントガイドハイゴアテックスをあなたも履いて、春夏秋冬、低山も高山も、雪の有無に影響されず、快適に存分に山を楽しんで下さい。
★男性用
★女性用
もっと広く登山靴全般について詳しく知りたい方は こちらの記事 をお読み下さい。