山は標高が高いため下界よりもはるかに強い紫外線が降り注ぎます。
なので、登山をする際には紫外線(UV)対策や日焼け対策は必須です。
長袖シャツ、長ズボン、帽子、サングラスを身に着けても、顔面までは覆っていない人も少なくありません。
日焼け止めを活用する方法もありますが、汗で流れると効果も薄れます。
そこで今回は顔を日焼けから守るのに有効なフェイスカバーのおすすめを紹介いたします。
目次
登山における紫外線(UV)対策の必要性
標高が1,000m高くなると紫外線が10〜12%強くなります。(ウェザーニュースより。)
残雪や雪渓の上を歩くならば、上空からのみならず足元からの反射光も加わり、二重に紫外線を浴びることになります。
強い紫外線を浴びると、日焼けがひどくなり見た目が悪くなるだけでなく、シミ、しわ、皮膚がん、白内障、免疫機能の低下などの不都合が生じかねません。
また、目に紫外線が入ると、全身的な疲労感につながったりもします。
これらの不都合を避けるために、登山をする際には紫外線(UV)対策は必須です。
ところで、長袖シャツ(またはアームカバー)、長ズボン(またはサポートタイツ)、帽子、サングラス等を身に着けて身体の大部分は覆われていても、顔面までは覆われていない人も少なくありません。
顔面もフェイスカバーで覆うことで紫外線対策することが必要であり、また、有効です。
登山に適したフェイスカバーの選び方
=5つのポイント
フェイスカバーの代わりに冬山(雪山)登山で使う目出し帽(別名バラクラバ)で代用しても悪くはありません。
ですが、目出し帽(バラクラバ)の主な用途は防寒・保温なので、夏に使うと暑いです。
夏に日焼け予防で使うならば、目出し帽(バラクラバ)ではなく、フェイスカバーの方が適しています。
覆う範囲
目よりも下側や耳、首周りまで覆える物が適しています。
耳や鼻も含めた目よりも下の頭部および首周りはフェイスカバーで、目よりも上の頭部は帽子で、目はサングラスで覆い、露出部分を無くします。
中には耳が露出してしまうフェイスカバーもあり、それでは不十分です。
また、首の後ろ側も、露出している部分が無く、完全に覆える物が適しています。
材質・素材
夏に使うならば冷感タイプの素材で作られている物が適します。
また、速乾性も必須です。
鼻と口の周りに開口部がある
鼻と口の周りに開口部がある物が使いやすいです。
なぜならば、息がしやすく、サングラスやメガネが曇りにくいからです。
また、口の周りに開口部があると、フェイスカバーを着けたままで行動中に素早く飲食も可能です。
紫外線(UV)カット率
紫外線(UV)カット率はほとんどの物が九十数%あり、実用レベルでは十分と思われるため、特に気にしなくて構いません。
ちなみに、標高が1,000m高くなると紫外線が10〜12%強くなるならば、日本で標高が一番高い富士山頂上は下界に比べて40%ほど紫外線が強い計算になります。
この40%の増加分を防ぐだけならば、紫外線カット率は30%で済みます。
なので、紫外線カット率が九十数%あれば、商品によって数%の違いがあったとしても問題ありません。
色・柄
結論から言うと、あなたの好みで選んで構いません。
なぜならば、日焼け予防という観点で考えるならば、色による違いはさほど影響がないからです。
確かに、色が黒い方が紫外線カット率が高いですが、他の色でも紫外線カット率が極端に劣る訳ではありません。
紫外線カット率(日焼け予防)とは別に、体感温度という観点で考えると、黒は熱がこもって熱く感じやすいため、一長一短あり、最適とも最悪とも言い切れません。
なので、あなたの好みで選んで構わない要素です。
登山用フェイスカバーおすすめ4選
ホワイトビューティー:フェイスカバーC型
PDP:ヤケーヌ
SPAN:ヒヨケル
趣味職人:UVマスク
十分な日焼け対策で登山中も下山後も日焼け知らず
下界よりも紫外線の強い山に出掛け、うっかり日焼けになってしまうと不都合なこともあります。
日焼けから肌を守るために、布で覆われているかいないかで雲泥の差があります。
見落としがちな耳や首までしっかりと覆えるフェイスカバーを身に着け、日焼けの心配から開放され、あなたもどうぞ存分に山を楽しんで下さい。