登山をする際にローカットの登山靴(トレッキングシューズあるいはハイキングシューズ)を履くという選択もありです。
確かに、「登山靴」と聞いて先ず思い浮かぶのが足首よりも上まで覆う形状のミドルカットやハイカットの靴だというのもごもっともです。
ですが、ミドルカットやハイカットの登山靴は
- 重い
- 疲れる
- 足首を動かしづらい
- 値段が高い
- それ程ハードな登山はしない
- 見掛けがいかにも登山靴っぽく、普段使いしづらい
- 滅多に履かない物を買っても無駄になる
等々不都合な点も多いため、そこまでせずに済ませたい人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ローカット登山靴(トレッキングシューズ、ハイキングシューズ)が適する場合や、メリット(利点)およびデメリット(弱点、注意点)と、選び方についてお話しし、おすすめを紹介いたします。
目次
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必要な仕様や機能が備わっている中でコスパが最強であることが最大の理由です。
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ローカット登山靴が適する場合
仮に、過酷な環境下で重い荷物を背負って山中を長時間歩く本格登山をするならば、ハイカットの重登山靴が最適かもしれません。
しかし、
- コースの難易度が低い
- 荷物が軽い
- 歩行時間が短い
この様な活動の場合はローカットの登山靴が適します。
例えば、一般的には、
- キャンプ
- ハイキング
- 山麓の林道や散策道歩き
- トレッキング
- 低山登山
等をする場合がそれに該当するのではないでしょうか。
つまり、難易度が低いコースを軽い荷物しか背負わずに短時間だけ歩く場合はローカットの登山靴が適すると言えます。
なぜローカットの登山靴が適するかを次で説明いたします。
ローカット登山靴の特徴
ローカット登山靴が適する理由は、ローカット登山靴の利点(メリット)や弱点(デメリット)も含めた特徴という切り口で考えるとわかりやすいと思います。
ローカットの登山靴は、スニーカーと比べて次の様な利点があります。
- ソール(靴底)が硬いため、不整地でも足裏が保護される
- ソール(靴底)のグリップ性能が高いため、スリップしにくい
- アッパーに防水性があるため、水たまりやぬかるみも気にせず歩ける
また、ローカットの登山靴は、ハイカットの登山靴と比べて次の様な利点があります。
- 軽い
- 歩きやすい
- 疲れにくい
- 値段が安い
- 街使いもできる
- 下山後に靴を履き替えずに行動できる
一方で、ローカットの登山靴は、ハイカットの登山靴と比べて次の様な弱点もあります。
- 小石が中に入りやすい。
- 足首周りから雨水が入りやすい。
- 長時間の下りではつま先に過剰な負荷がかかる。
- 「頑丈さ」という点では劣る。
- 不意に足首を捻った時に保護されない。
ですが、難易度が低いコースを軽い荷物しか背負わずに短時間だけ歩くことを想定していますから支障は少ないです。
それよりも、先に挙げたように、これらの弱点を打ち消して余りある利点が沢山あります。
従って、ローカットの登山靴を履く方が有利で有効で適すると言えるのです。
ローカット登山靴の選び方
ソール(靴底)の溝が深く広い
ソール(靴底)の溝が深く広いことは重要です。
なぜならば、ソール(靴底)の溝が深く広ければ、泥などによる目詰まりが起こりにくく、グリップ性能が維持できるため、滑って転んだりケガをしたりするすることを防げるからです。
左から順にハイテック、メレル、サロモン、コロンビア、アディダス。
出典:楽天市場
ですから、街中の道の様には舗装されていない自然の中を歩く場合に履く靴では、ソール(靴底)の溝が深く広いことを確認します。
アッパーに防水透湿性がある
アッパーに防水透湿性があることは、快適に登山する上で有効で有用な仕様です。
なぜならば、雨の日は中止する計画だとしても、山では期待に反して雨に降られることもありますし、晴れの日でもちょっとした小川を横切ったりぬかるみを通ることもあります。
そんな時に防水性があればアッパーを通して浸水することはありません。
加えて、透湿性もあれば蒸れも防げるため快適に歩けます。
雨の日の街使いでも不快な思いをせずに済みます。
防水透湿性素材の代表例はゴアテックスです。
「ゴアテックス」または「GORE-TEX」の表示があれば確実ですが、防水透湿性素材は他にもあります。
いずれにしても、カタログや商品説明で「防水透湿性」と明記されていることを確認します。
足にフィットするサイズ
日常よりもはるかに大きな負担が足にも靴にもかかる登山においては、サイズ選びは特に重要です。
なぜならば、靴の大きさや形状が足とは微妙に合わず、ほんの一部分が圧迫されたりフィットしなかったりするだけでも、豆や靴擦れになり、不快な思いをしたりトラブルに発展したりしかねないからです。
この様な靴は、どれほど高機能・高性能で、どれほど気に入ったデザインで、どれほどコスパに優れていたとしても、あなたが履く靴の選択肢には成り得ません。
あなたの足にピッタリとフィットすることが大前提で最重要な条件です。
これを確認するには、その靴を実際に履いてみないとわかりません。
なぜならば、足の形は人によって異なります。
また、靴の形もメーカーや商品によって異なります。
そして、複雑な形状の足の形を言葉や数値だけでは表しきれないからです。
なので、幾つかの靴を実際に試着して、あなたの足と相性が良く、あなたの足の形に合い、しっかりと馴染む靴を選んで下さい。
登山靴のサイズを選ぶ際は、その靴を履く時に一緒に履く、厚手か中厚手の靴下を履いた足に合わせます。
一緒に履く靴下を履いた状態であなたの足にジャストフィットするサイズの物を選びます。
なぜならば、窮屈だと足が過度に圧迫されてしまいます。
逆に緩いと、靴の中で足がむやみに動き、踏ん張りが効かなかったり、靴擦れになったりしてしまうからです。
あなたが普段履く靴下が厚手や中厚手ではなければ、おそらく、普段選ぶ靴よりも0.5~1cm程度大きいサイズになるのではないでしょうか。
ちなみに、登山靴のサイズを選ぶ際は “一緒に履く靴下を履いた状態の足よりも1~1.5cm程度大きいサイズの物” という話を聞いたことがあるかもしれません。
だとしたら、それは、ミドルカットやハイカットの登山靴を選ぶ際の条件であって、ローカットの登山靴を選ぶ際の条件には当てはまりません。
ローカットの登山靴を選ぶ際は、一緒に履く靴下を履いた状態であなたの足にジャストフィットするサイズの物を選びます。
登山靴を履く際に一緒に履く靴下についての詳しい説明は こちらの記事 をお読み下さい。
ローカット登山靴おすすめ5選
以下で紹介する5つは、いずれも登山という用途に必要な機能や性能を備えている上に、軽く、リーズナブルな値段で、街中で履いても場違いに見えない物を選びました。
ハイテック:AORAKI(アオラギ) WP
山麓での自然散策やキャンプはもちろん、デイリーユースまで様々なシーンにおすすめのモデルです。
カジュアルな見た目とは裏腹に、耐久性のあるアウトソールや、透湿防水テクノロジー「DRI-HILight」を備えた充実の機能性です。
付け替え可能なスペアシューレースが付属しています。
価格設定が比較的安いです。
男女兼用(ユニセックス)
メレル:カメレオン 8 ストーム ゴアテックス
登山やハイキングだけでなく野外フェスや日常シーンでも活躍するメレルで大人気のアイテムです。
グリップ力に優れたソールやGORE-TEXの完全防水アッパー等の機能性と共に、カラフルなカラーのファッション性も備わっています。
ほどけにくい平紐が採用されていることも利点の一つです。
男性用
女性用
メレルのカメレオン 8 ストーム ゴアテックスに関しては、 こちらの記事 で詳しく説明しています。興味がある方はどうぞお読み下さい。
サロモン:トレッキングシューズ エックス ウルトラ 3 ゴアテックス
ゴアテックス採用モデルで、ソールは濡れた路面や下り坂でも強力なグリップ力を発揮し、安心して歩くことができます。
靴紐を縛る必要は無く、ワンタッチで締めたり緩めたりできます(クイックレース)。
ワイドタイプもあります。
男性用
女性用
コロンビア:セイバー ファイブ ロウ アウトドライ
ハイキングやフェスやキャンプなど様々なアウトドアアクティビティにおすすめのハイキングシューズです。
ソールは濡れた路面や泥など難しいコンディションでもグリップ力を発揮するように作られており安心です。
アウトドライという防水透湿性素材が使われ、濡れからも蒸れからも守られ快適です。
ワイドタイプもあります。
男性用
女性用
アディダス:テレックス AX4 ゴアテックス ハイキング
手軽なハイキングから高難度の登山まで適用可能なハイキングシューズです。
防水透湿性素材にはGORE-TEXが採用され、浸水を防ぎます。
ソールはどんなコンディションでもグリップ力を発揮するので安心して歩けます。
ほどけにくい平紐が採用されていることも利点の一つです。
男性用
女性用
ローカット登山靴で足取り軽く歩こう
ローカット登山靴は、ハイカットの登山靴よりも軽く動きやすく疲れにくく値段が安く、スニーカーよりも高機能高性能の優れ物です。
アウトドアでもタウンでも、場所を選ばず頻繁に履けることも魅力の一つです。
そんなローカット登山靴を存分に活用して、安全で快適で安心で楽しい時間をお過ごし下さい。
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もっと広く登山靴全般について詳しく知りたい方は こちらの記事 をお読み下さい。