登山とカメラ機材の持ち運びを両立するリュックのおすすめ6選!

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

カメラ機材を持って登山に行きたいのだが、

カメラリュックは、

  • カメラ機材の保護や出し入れ・持ち運びに優れ、撮影に適した仕様になっている。
    けれど、
  • 登山という用途で使うことまでは考慮されていない。

一方で、
登山リュックは、

  • 不整地を安全に歩いたり重い荷物を背負う負担を軽減する機能が備わり、登山に適した仕様になっている。
    けれど、
  • カメラ機材を持ち運ぶことまでは考慮されていない。

というのが実情ではないでしょうか。

そこで今回はこれらが両立された、登山というフィールドにカメラを持ち込みたい場合におすすめのリュックを紹介いたします。

サイト運営者のイチオシ

歩行時間が短い日帰り登山向け

スーリー:アスペクト DSLR バックパック

登山という用途でも実用に耐える二気室/一気室両用、総容量30Lのカメラリュックです。

ポケット付きのウエストストラップが備わっています。

カメラ機材専用の出し入れ口がリュックの左側面に独立して設けられており、他の荷物を収納するための出し入れ口やポケットも備わっています。

出典:THULE公式

デジタル一眼レフカメラ、260mm x 240mm x 130mmまでのドローン、各種機材、アクセサリーを収納できます。

カメラ機材の収納スペースは仕切りを動かすことによってカスタマイズ可能です。

付属のレインカバーは無く、別途購入が必要です。

使用時のイメージは、メーカー作製のこちらの動画を参考にして下さい。

レインカバー

ウエストストラップ付きのリュックに装着するのに適した仕様のレインカバーです。

歩行時間が長い日帰り登山や山小屋泊登山向け

モンベル:フォトウォーカーパック 35

カメラ機材を持ち運ぶことも考慮して作られた二気室/一気室両用、総容量35Lの登山リュックです。

体にフィットして背負い心地が良く、登山という用途で使う際に求められる機能面でも優れています。

上気室(約20L)にカメラ機材、下気室(約15L)に登山用の荷物を収納することを想定して作られていて、それぞれの荷室に個別にアクセスできる出し入れ口が設けられているため、荷物をスムーズに出し入れできます。

出典:モンベル公式

ただし、カメラ機材を緩衝材で保護する仕様にはなっていないため、以下で紹介するインナーボックスに入れた上でリュックに収納することをお勧めします。

専用のレインカバーが付属しています。

ハクバ:インナーソフトボックス 02シリーズ(200、300、400、500)

仕切りは機材に合わせて動かすことができます。

蓋は取り外し可能です。

テント泊登山向け

カメラ機材に加えてテント泊登山装備までを収容できる大容量のカメラリュックはなかなか無く、適当な登山リュックと上で紹介したインナーボックスを組み合わせて使うのが現実的です。

ドイター:
エアコンタクト 65+10(男性用)
エアコンタクト 60+10 SL(女性用)

カメラ機材一式とテント泊登山装備一式の両方を持ち運ぶだけのハードな使用に耐え得る大容量(男性用:75L、女性用:70L)で高機能・高性能の登山リュックです。

背面長のカスタマイズが可能です。

二気室/一気室両用の雨蓋式で、上気室正面にはU字形に開く出し入れ口が設けられているため、下気室にテント泊装備、上気室の下方にカメラ機材、上気室の上方に他の登山装備と、バランス良くパッキングすることができます。

出典:ドイター公式

専用のレインカバーが付属しています。

カメラ機材は、先ほど紹介したインナーボックスを、必要な機材が持ち運べるように組み合わせてお使い下さい。

ただし、ハクバ インナーソフトボックス 02 500は横長の向きでは納まらないかもしれませんので、その時は縦長の向きで入れて下さい。

★ エアコンタクト 65+10(男性用)

ドイター DEUTER エアコンタクト 65+10 DEUTER バックパック ザック 登山 アウトドア deuterdcn

★ エアコンタクト 60+10 SL(女性用)

ドイター DEUTER エアコンタクト 60+10 SL DEUTER バックパック ザック 登山 アウトドア 女性対応モデル deuterdcn

登山に適するカメラリュックに求められる条件

山に撮影に行こうと思ったら、カメラを扱うという点でも、登山をするという点でも、どちらにも適するリュックを使う必要があります。

なぜならば、一方で、大切なカメラ機材の的確な収納・持ち運び・取り出しができなければ、カメラが台無しになったり満足の行く写真が撮れなかったりしかねないからです。

また、もう一方で、大自然の真っ只中での活動である登山で必要十分な荷物の適切な収容・持ち運び・活用ができなければ、疲労やケガのために遭難してしまいかねないからです。

そうならないためには、リュックが次の様な条件を満たしている必要があります。

  • 大切なカメラ機材を破損させないように安全に収納・持ち運びできる。
  • シャッターチャンスを逃さないようにカメラ機材を素早く取り出せる。
  • カメラ関連の荷物に加えて登山用の荷物も入る容量が備わっている。
  • カメラ関連の荷物と登山用の荷物が混ざらないように分けて収納できる。
  • 不整地を不自然な体勢で進む時でもリュックが体にフィットしている。
  • 重く大きい荷物を長時間背負っても体に掛かる負担を軽減できる。
  • 防水性、耐久性、利便性、軽量性等の各種機能性に優れている。

これらの条件に当てはまるリュックの選び方について、次でお話しいたします。

登山に適するカメラリュックを選ぶ時の4つのポイント

1.容量

カメラ機材一式と登山装備一式の両方を適切に確実に収納して持ち運ぶのに要するリュック容量は、それが決まるのに影響する要素は幾つかありますが、おおよそ次の表のようになります。

登山形態適する容量の目安
歩行時間が短い日帰り登山25~50L程度
歩行時間が長い日帰り登山や山小屋泊登山30L~60L程度
テント泊登山50L~90L程度

なぜこれくらいの容量を要するかと言うと、カメラ関連の荷物として、メインのカメラとレンズに加えて、サブのカメラや替えのレンズや三脚やフラッシュや予備バッテリーや小物などをどれだけ持って行くかによっても必要なリュック容量は変わります。

出典:o-dan.net
出典:o-dan.net

これらを緩衝材で確実に保護して収納するためには、カメラ機材が少ない場合でもリュック容量は5L程度を、多い場合は30L程度を要します。

登山に使うことまでは考慮されていない単なるカメラリュックの容量がこれくらいの範囲になっていることからもわかります。

また、登山関連の荷物としては、少なくともレインウエア、水、食べ物、地図とコンパス、タオル、手袋、防寒着、ヘッドライト、トイレットペーパー、救急絆創膏などのファーストエイドキット、ツエルトやサバイバルシートなどの非常時の備え等は持って行くのではないでしょうか。

これらだけでも20L程度の容量を要します。

山小屋泊ならば着替えやおやつ等も追加されるでしょうから、更に5L~10L程度の容量を要します。

出典:イラストAC

テント泊ともなると、テントやマットや寝袋と調理器具や食材などが追加され、更に20L~30L程度の容量を要します。

出典:イラストAC

ですから、上の表に示した容量を要するのです。

2.フィット性

カメラ機材一式と登山装備一式の両方が詰まった大容量のリュックは相当重いです。

その重いリュックを背負って足元の悪い不整地を長時間歩く登山では、リュックが体にフィットしていることによって多大なメリットが得られます。

そのためには、リュックにウエストストラップが付いていることが必須です。

なぜならば、ウエストストラップも活用することでリュックを体に固定できるからです。

例えば、足元が悪い所を通過する場合や不自然な体勢を取らざるを得ないような場合にリュックが体から離れたり動いたりすると危険です。

そうなるのを防ぎリュックを体に固定して安全に歩けるという効果がウエストストラップを活用することによって得られます。

ところで、ウエストストラップを活用して単にリュックを体に固定するだけでは不十分です。

なぜならば、重いリュックを肩だけで支えるのは辛いです。

そうならず、ウエストストラップも活用して腰にも荷重を分散させることで体への負担を軽減できるからです。

そのためには、リュックのショルダーストラップの付け根からウエストストラップまでの長さとあなたの胴体の長さが一致している、つまり、リュックがあなたの体とフィットしている必要があります。

リュックのショルダーストラップの付け根からウエストストラップの下端までの長さのことを、リュックの背面長と言います。

リュックの背面長を図で示す

一方、人の背面長( = トルソー = 胴体の長さ)は、その人の第七頚椎(あごを引いたとき首の後ろで一番出っ張っているところ)から骨盤の上端までの長さです。

人の背面長の説明画像

両者が一致することが理想ですが、プラスマイナス5cm程度であれば許容範囲内で、ショルダーストラップの締め具合で対応できます。

この様にリュックが体にフィットしていると、荷重を肩と腰とで適切に支えることができ、体への負担を軽減することができます。

なので、登山で使うカメラリュックには必ずウエストストラップが付いている物を選びます。

3.収納性

登山で使うカメラリュックは、あなたの身を守る登山装備と、高価で大切なカメラ機材の両方を適切に持ち運んだり出し入れしたりできるように作らている必要があります。

具体的には、

  • カメラ関連の荷物と登山関連の荷物とを分けて収納できる。
  • 持って行きたいだけのカメラやレンズ等の数量を収納できる。
  • カメラ機材を破損させないように緩衝材で保護して収納できる。
  • カメラ機材を素早く出し入れできる。

と言った条件を満たす物を選ぶと良いでしょう。

4.防水性、耐久性、および軽量性

防水性や耐久性を優先させた上で、可能な限り軽量な物を選ぶようにして下さい。

なぜならば、山の天気は変わりやすいと言われるように、登山中に突然の雨に見舞われることもあります。

そんな時でもカメラ機材を濡らさないように、防水性が必要です。

そのためには、少なくとも、リュックの大きさに合ったレインカバーは必要です。

なぜならば、リュックに使われている生地自体は防水性があっても、縫い目やファスナー部分などから浸水することもあるからです。

また、重い荷物を持ち運ぶには、リュックが丈夫な素材で作られている、つまり耐久性も必要です。

一方で、荷物が軽量であることは安全に迅速に行動するのに有利です。

ですが、一般的に、防水性や耐久性が高くなると、軽量性は低くなります。

この点に関しては、リュックを体にフィットさせ、腰にも荷重を分散させ、体に掛かる負担を軽減することによって軽量性が足りない所を補うという考え方で対処します。

なので、防水性や耐久性を優先させた上で、可能な限り軽量な物を選ぶようにします。

カメラを登山に持って行くのに適したリュックおすすめ6選!

歩行時間が短い日帰り登山向けおすすめ1選

スーリー:アスペクト DSLR バックパック

登山という用途でも実用に耐える二気室/一気室両用、総容量30Lのカメラリュックです。

ポケット付きのウエストストラップが備わっています。

カメラ機材専用の出し入れ口がリュックの左側面に独立して設けられており、他の荷物を収納するための出し入れ口やポケットも備わっています。

出典:THULE公式

デジタル一眼レフカメラ、260mm x 240mm x 130mmまでのドローン、各種機材、アクセサリーを収納できます。

カメラ機材の収納スペースは仕切りを動かすことによってカスタマイズ可能です。

付属のレインカバーは無く、別途購入が必要です。

使用時のイメージは、メーカー作製のこちらの動画を参考にして下さい。

レインカバー

ウエストストラップ付きのリュックに装着するのに適した仕様のレインカバーです。

歩行時間が長い日帰り登山や山小屋泊登山向けおすすめ3選

ロープロ:プロトレッカー BP550AW II

ウエストストラップ付きで、総容積40Lの全てにカメラ機材を収納できる仕様のカメラリュックです。

例えば、400mm f2.8レンズを取り付けたグリップ付きの一眼レフカメラ+交換用レンズ2本+スピードライト2個+15インチのノートPC+10インチタブレット+アクセサリーが収納可能で、付属のギアボックス、取り外し可能な上部カバーにも様々なアイテムが収納可能です。

容量の一部にカメラ機材を収納し、残った部分に登山装備を収納することで、登山でも使用可能です。

専用のレインカバーが付属しています。

モンベル:フォトウォーカーパック 35

カメラ機材を持ち運ぶことも考慮して作られた二気室/一気室両用、総容量35Lの登山リュックです。

体にフィットして背負い心地が良く、登山という用途で使う際に求められる機能面でも優れています。

上気室(約20L)にカメラ機材、下気室(約15L)に登山用の荷物を収納することを想定して作られていて、それぞれの荷室に個別にアクセスできる出し入れ口が設けられているため、荷物をスムーズに出し入れできます。

出典:モンベル公式

ただし、カメラ機材を緩衝材で保護する仕様にはなっていないため、以下で紹介するインナーボックスに入れた上でリュックに収納することをお勧めします。

専用のレインカバーが付属しています。

ハクバ:インナーソフトボックス 02シリーズ(200、300、400、500)

仕切りは機材に合わせて動かすことができます。

蓋は取り外し可能です。

ノースフェイス:テルスフォト 40

雨蓋式一気室構造、総容量40Lの中央に約10Lのカメラ収納部(仕切りつき、取り外し可能)が設けられている登山リュックです。

背面長が異なる2つのサイズが用意されており、登山に求められる機能の大概が備わっています。

カメラ収納部の上下に登山装備をパッキングして使います。

カメラ収納部へは左右両サイドのどちらからもアクセス可能です。

専用のレインカバーが付属しています。

★ テルスフォト 40 Mサイズ(男女兼用)

★ テルスフォト 40 Lサイズ(男女兼用)

テント泊登山向けおすすめ2選

カメラ機材に加えてテント泊登山装備までを収容できる大容量のカメラリュックはなかなか無く、適当な登山リュックと上で紹介したインナーボックスを組み合わせて使うのが現実的です。

ドイター:
エアコンタクト 65+10(男性用)
エアコンタクト 60+10 SL(女性用)

カメラ機材一式とテント泊登山装備一式の両方を持ち運ぶだけのハードな使用に耐え得る大容量(男性用:75L、女性用:70L)で高機能・高性能の登山リュックです。

背面長のカスタマイズが可能です。

二気室/一気室両用の雨蓋式で、上気室正面にはU字形に開く出し入れ口が設けられているため、下気室にテント泊装備、上気室の下方にカメラ機材、上気室の上方に他の登山装備と、バランス良くパッキングすることができます。

出典:ドイター公式

専用のレインカバーが付属しています。

カメラ機材は、先ほど紹介したインナーボックスを、必要な機材が持ち運べるように組み合わせてお使い下さい。

ただし、ハクバ インナーソフトボックス 02 500は横長の向きでは納まらないかもしれませんので、その時は縦長の向きで入れて下さい。

★ エアコンタクト 65+10(男性用)

ドイター DEUTER エアコンタクト 65+10 DEUTER バックパック ザック 登山 アウトドア deuterdcn

★ エアコンタクト 60+10 SL(女性用)

ドイター DEUTER エアコンタクト 60+10 SL DEUTER バックパック ザック 登山 アウトドア 女性対応モデル deuterdcn

グレゴリー:
バルトロ85(男性用)
ディバ80(女性用)

カメラ機材一式とテント泊登山装備一式の両方を持ち運ぶだけのハードな使用に耐え得る大容量(男性用:85L、女性用:80L)で高機能・高性能の登山リュックです。

背面長やストラップ類のカスタマイズが可能で、背負い心地が抜群に良くなります。

二気室/一気室両用の雨蓋式で、上気室正面に設けられている出し入れ口は逆U字形に開くため、下気室にテント泊装備をパッキングするとして、上気室にカメラ機材と他の登山装備の収納および取り出しをどの様にするかは工夫が必要です。

専用のレインカバーが付属しています。

カメラ機材は、先ほど紹介したインナーボックスを、必要な機材が持ち運べるように組み合わせてお使い下さい。

ただし、ハクバ インナーソフトボックス 02 500は横長にすると納まらないかもしれませんので、その時は縦長の向きで入れて下さい。

★ バルトロ85(男性用)

GREGORY(グレゴリー) 916156398 バルトロ85 85L/M リュック ザック バックパック 大容量 登山 アウトドア

★ ディバ80(女性用)

[公式] グレゴリー GREGORY ディバ80 DEVA 80 Ladies レディース バックパッキング BALTORO/DEVA(バルトロ/ディバ) ノクターンブルー

カメラにも登山にもどちらにも適したリュックを

登山というフィールドにカメラを持ち込もうとする場合、人によって、また行先や登山形態や目的によって、撮影に要する荷物量も登山に要する荷物量も様々です。

なので、そのそれぞれにきめ細かく対応した仕様のリュックはなかなか見付からないかもしれません。

となると、工夫や妥協が必要になるかもしれません。

今回紹介した中からあなたにとって都合の良いリュックやインナーボックスを選び、登山も撮影もどちらも存分に楽しんで下さい。

 

他の目的や観点から選んだおすすめに興味がある方は、 こちらの記事 をお読み下さい。

登山リュックの選び方と目的別おすすめ58選一挙公開!容量・用途・ブランド等様々な観点で選定!登山リュックの選び方と目的別おすすめ58選一挙公開!容量・用途・ブランド等様々な観点で選定!

この記事を書いた人

Picture of 丹羽 英之

丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

上部へスクロール