登山用のリュックを探していて、グレゴリーの製品が有力候補に挙がっている。
でも、グレゴリー製の登山リュックがなぜ良いかや、グレゴリーのリュックの中でどれが自分に適するかまではまだわからない。
そんな人に向けて、グレゴリーのリュックがなぜ優れているかや、更には登山の用途別におすすめを紹介いたします。
目次
グレゴリー製登山リュックが優れている3つのポイント
- 身体にフィットする
- 背負い心地が良い
- 使い勝手が良い
身体にフィットする
身体にフィットさせられる3つの要因
- 男女別に作り分けられている
- 背面長が調節できる
- ウエストストラップの長さを調節できる
男女別に作り分けられている
グレゴリーの登山用リュックは男性用と女性用で身体に接する部分が微妙に作り分けられています。
なぜならば、男性用と女性用では骨格や肉付きなどの体つきが異なり、それぞれにフィットさせるにはそれぞれに合った造りが求められるからです。
例えばスーツでも、男性用と女性用では型が異なるのと同じです。
それに伴い、グレゴリーの登山用リュックでは、同じモデルでも、例えば男性用はスタウト、女性用はアンバーと言うように、異なる名前が付けられています。
背面長が調節できる
グレゴリーは、1977年の設立当初から「バックパック(リュック)は背負うものではなく身にまとうものである」という哲学の下に製品を世に送り出し続けています。
リュックが身体にフィットすること、つまり身体に接する部分の大きさも形状も背負う人の身体にピッタリ合っていることを最重要と考えてグレゴリーのリュックは作られているのです。
例えば、服も着る人の体格の違いに応じて複数のサイズが存在するように、リュックも背負う人の体格の違いに応じて複数のサイズが存在します。
ちなみに、リュックの「サイズ」とは、「 “背負う人” がどれくらいの体格であることがふさわしいかを示す指標」です。
一方、リュックの「容量」は「 “リュック” がどれくらいの量の荷物を収容することが可能かを示す指標」であり、サイズとは別物です。
ショルダーストラップの付け根からウエストストラップの下端(リュックの底)までの長さのことをリュックの背面長と言い、サイズはこの長さによって決まります。
グレゴリーのリュックの多くは背面長が可変式になっていて、自分の体格に合わせて背面長を調節できるためフィットさせやすいです。
ウエストストラップの長さを調節できる
また、物によっては、背面長だけでなく、ウエストストラップの長さを調節することが可能な物もあります。
季節によって着る服の枚数や厚みが変わっても対応可能です。
グレゴリーのリュックは、身体に接する部分の大きさを調節できるため、きめ細かくフィットさせることができるのです。
背負い心地が良い
背負い心地を良くする2つの要素
- 動きやすい
- 背中が汗で濡れにくい
動きやすい
グレゴリーの登山用リュックには、荷物が大きく重くなっても背負う人の動きを妨げない機能が備わっています。
具体的には、背負う人の動きに合わせて、ショルダーストラップやウエストストラップの付け根の向きが変わるように作られています。
そのため、腕や脚を大きく上げても動きやすさが保たれるのです。
この様な機能は、リュックが大きくなり背負う荷物の量や重さが増えれば増える程威力を発揮します。
背中が汗で濡れにくい
グレゴリーの登山用リュックの背面(背負う人の背中と接する側)は通気性が良くなる構造になっているため、そこから汗が逃がされ、背中が汗で濡れにくくなっています。
使い勝手が良い
使い勝手を良くする5つの便利な機能
- 適切に設けられた荷物の出し入れ口
- ウエストストラップに大きめのポケット付き
- 背負ったままでも出し入れできるサイドポケット
- ショルダーストラップにサングラスを固定できる
- 専用のレインカバーが付属
適切に設けられた荷物の出し入れ口
グレゴリーの登山用リュックは、容量がある程度大きな物では下の方にも荷物の出し入れ口が設けられています。
そのため、底の方に詰めた荷物でも素早く取り出すことができます。
ウエストストラップに大きめのポケット付き
ウエストストラップにポケットが付いていると背負ったままでも中身を出し入れできるために重宝します。
背負ったままでも出し入れできるサイドポケット
サイドポケットが背負ったまま荷物を出し入れできる作りになっていることはとてもありがたいことです。
ショルダーストラップにサングラスを固定できる
専用のレインカバーが付属
リュックの外側に荷物をくくり付けた上からでも被せられるように大きめのレインカバーが付属しています。
これまでお話ししてきたように、リュックが身体にフィットしていて、身体に掛かる負担が最小限に抑えられ背負い心地も良く背負う人の動きを妨げないため、体力を無駄に消耗せずに済み、登山をフルに楽しむことができるのです。
更には、機能性や耐久性をも常に追求しリュックを進化させ続けているため、グレゴリーのリュックは多くの登山者を満足させ、選ばれ続けているのです。
登山リュックの用途別適した容量の選び方
下の表は、用途別に登山リュックの適した容量の大雑把な目安を示す表です。
用途 | 適する容量の目安 |
---|---|
日帰りの低山登山、トレッキング、ハイキング | 20 L 程度 |
日帰りの本格登山、食事付き山小屋泊登山 | 30 L 程度 |
自炊道具や食材も持参する日帰り又は山小屋素泊まり登山 | 40 L 程度 |
テント泊(自炊)登山 | 60 L 以上 |
季節、標高、歩行時間、過ごし方、雪の有無等によって防寒着、水、食料、調理器具、テント泊装備、雪山装備等をどの程度要するかも変わってくるので、リュックの最適な容量も異なります。
ですが、容量が40L弱と70L超の2つのリュックがあれば、ほとんどすべての登山をまかなうことができます。
なぜ2つで済むのか
グレゴリー製のリュックに限ったことではないのですが、、、
雨蓋式+一気室/二気室両用式の登山リュックは荷物量の大幅な増減に容易に対応できるからです。
大雑把な目安としては、荷物が少ない場合は容量の半分程度、荷物が多い場合は外部装着分も合わせて容量の5割増し程度の量の荷物を適切に運ぶことができるからです。
例えば、荷物が少ない場合はコンプレッションストラップを締めてリュックの厚さを薄くしたり雨蓋を深く被せたりして対応します。
それでもまだリュックが大きい場合は、二気室に分けて、一方には荷物をわざと入れず、もう一方や雨蓋にしか荷物を入れずに対応します。
逆に、荷物が増えた場合はコンプレッションストラップを緩めてリュックの厚さを厚くしたり雨蓋を浅く被せたりして対応します。
リュックの中に入れられない荷物をリュックの外にくくり付けて運ぶこともできます。
今回紹介するリュックの容量は、小さい方が35L程度、大きい方が80L程度です。
小さい方で20L弱~50L超、大きい方で40L~100L超の容量をカバーできます。
荷物が極端に少ない場合を想定して、登山リュックの中には雨蓋やフロントポケット等を取り外して、臨時のサブバッグとして活用できる物もあります。
今回紹介する大きい方のリュックは、ハイドレーションスリーブを取り外して小型リュックとしても使える仕様になっています。
なので、今回紹介する2つで、ハイキングからテント泊の雪山登山まで、ほとんどすべての登山をまかなうことができます。
なので2つで済むのです。
現実的な使い分けは、テント泊かそうじゃないかで決めます。
テント泊の場合は大きい方を使い、テント泊でなければ、日帰りでも小屋泊でも小さい方を使います。
グレゴリー製登山リュックの用途別おすすめ2選
日帰りハイキングから食事付き小屋泊登山までなら
スタウト35(男性用)
アンバー34(女性用)
登山口から山頂までのさまざまな場面に対応できる汎用性と高度な耐久性を備えたモデルです。
日帰りから食事付き小屋泊に適した容量です。
スタウト35(男性用)
アンバー34(女性用)
食料も寝袋も全て運ぶテント泊登山には
バルトロ85(男性用)
ディバ80(女性用)
オールシーズン対応型で、グレゴリーの経験と技術の全てが注ぎ込まれたリュックです。
長期間の山行に必要な荷物を持ち運ぶのに十分な容量です。
ハイドレーションスリーブを取り外して、補助的な小型リュックとして使えます。
バルトロ85(男性用)
ディバ80(女性用)
まさに身にまとう感覚
体にピッタリフィットして背負い心地も使い勝手も良いグレゴリーの登山用リュックと一緒に山に出掛ければ、無駄なストレスを感じることなく登山をフルに楽しむことができます。
そんな優れ物の相棒を身にまとって、あなたもどうぞ存分に山を楽しんで下さい。
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