登山に必須の吸汗速乾インナーおすすめ4選!あなたに最適な優れ物の選び方をズバリ解説!

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吸汗速乾インナーは登山における必需品です。

ですが、市場には多種多様な吸汗速乾インナーが出回っていて、どれが自分に最適かが分からずお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、あなたの体質や登ろうとしている山の環境に合わせて、あなたに最適な吸汗速乾インナーの選び方を解説し、おすすめを紹介いたします。

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モンベル:ジオライン L.W. Tシャツ

激しく汗をかく夏の登山で着るのに適しています。

吸汗速乾性に優れたポリエステル(100%)の半袖タイプのインナーです。

制菌加工も施されています。

比較的安めの価格設定です。

夏でも標高の高い所へ行く場合や、秋・冬・春に登山に行く場合は後ほど紹介する他のインナーの方がより一層適します。

男性用:ジオライン L.W. Tシャツ Men’s

モンベル(mont-bell) 国内正規品 ジオライン L.W.VネックTシャツ Men’s 1107738 ライトグレー (LGY) (S)
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女性用:ジオライン L.W. UネックTシャツ Women’s

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登山に吸汗速乾インナーを着ることで得られる5つの利点

吸汗速乾性は、登山用インナーにおいては最優先で最重要の必須の機能です。

なぜならば、登山用インナーに吸汗速乾性が有れば、安全に快適に登山を楽しむことができます。

その一方で、吸汗速乾性が無ければ、不快で悲惨な思いをするだけでなく、最悪の場合は命を失いかねないからです。

例えば、山の事故でよく聞かれる低体温症は、インナーに吸汗速乾性が無かったことが一つの要因になることもあります。

 

また、吸汗速乾性は、インナーに備わっている他の機能が有効に働くための助けになることもあります。

例えば着心地や、臭いの発生や、保温性等にも速乾性は影響を与えます。

これほどまでに重要で必須の機能である吸汗速乾性がもたらす利点について、はじめに再確認しておきます。

★インナーの吸汗速乾性がもたらす5つの利点

  • 汗で身体が過剰に冷えることを防ぐ
  • 着心地が良くなる
  • 不快な臭いの発生を抑える
  • 保温性が得られる
  • 外側に着る他の服を有効に機能させられる

汗で身体が過剰に冷えることを防ぐ

登山をする上では、汗で濡れた服で身体が過度に冷えないようにすることが最重要の課題の一つです。

なぜならば、登山とは重い荷物を背負って急な坂道を息を切らしながら上ることもあり、大量の汗をかくこともある運動です。

その一方で、登山で行く先は標高が高く、従って気温の低い所です。

その様な所で汗で濡れたままの服を着ていたら、身体が必要以上に冷やされ、低体温症に、行動不能に陥り、ひどい時には命を落としかねません。

低体温症にならないためにも、吸汗速乾性だけは登山用インナーにおける必須の機能です。

着心地が良くなる

衣服の着心地に関して、どれだけ肌触りが良い素材が使われていたとしても、それは乾いた状態であることが前提なのではないでしょうか。

例えばメ-カーが着心地の良さをどれだけ魅力的な言葉でアピールしていたとしても、それは乾いた状態の時のことであることを前提としてあなたは解釈しているはずです。

肌やインナーが汗で濡れていると、ベト付いたりヒヤッとしたりして不快ですし、インナーが肌に貼り付いて動きづらかったりします。

吸汗速乾インナーならば、この様なことは起こりにくいです。

吸汗速乾性は着心地の良さにもつながるのです。

不快な臭いの発生を抑える

例えば、洗濯が終わった服をいつまでも洗濯機の中に放置していたら嫌な臭いがするようになってしまった、という経験はありませんか。

これは、服をいつまでも濡れたままにしているから臭いが発生するのです。

そうではなく、すぐに乾いてしまえば防臭にもつながります。

保温性が得られる

保温性が必要な時には、服でも毛布でも布団でも、乾いている物を使うのではないでしょうか。

素材によって性能に多少の違いはあるものの、乾いた状態であればどんな物でも保温性はあります。

逆に、濡れると保温性が下がる素材がほとんどです。

例えば木綿でもダウンでも、乾いていれば暖かいけど濡れると保温性が無くなることは経験的にお分かりの方も多いのではないでしょうか。

つまり、その素材の有する保温性を最大に得るための前提条件は乾いていることなのです。

外側に着る他の服を有効に機能させられる

インナーに吸汗速乾性があることが、外側に着る他の服が有効に機能することに結び付きます。

登山では、暑ければ着ている服を脱いで薄着になりますし、逆に、寒ければ適度な保温性が得られるように着る服を追加して対処します。

ですが、寒さをしのぐためにフリースやダウンを重ね着したとして、インナーが濡れていては暖かくなりません。

インナーが乾いているからこそ、フリースやダウンが防寒着として機能します。

ですから、他に着る服が有効に機能するためにも、インナーには吸汗速乾性が必須なのです。

吸汗速乾性以外に登山用インナーが持つべき2つの機能

極論を言うと、吸汗速乾性さえ有れば、他に何の取り柄も無くても登山用インナーとしては合格です。

ですが、吸汗速乾性が無いと、他の点でどれだけ優れていたとしても登山用インナーとしては論外です。

吸汗速乾性が有ることを前提にして、更に他の機能も加わったインナーであれば、より一層安全に快適に登山を楽しむことができます。

その様な、吸汗速乾インナーをワンランクアップさせる機能について、これからお話しいたします。

防臭性

吸汗速乾性が命の危険に直結することに比べると、防臭性は無くても命を落とすことは無いかもしれません。

ですが、防臭性も重視するなら、先ずはインナーに受け持たせるのが最も効果的です。

なぜならば、臭いが発生しやすい条件が最も揃いやすいのがインナーだからです。

臭いが発生しやすい条件とは、具体的には、臭いを発生させる菌と、そのエサとなるアカや皮脂と、汗と、温度です。

それらが最も揃いやすい所に着るのがインナーです。

なので、インナーに防臭性があると、臭いの発生を抑えるのに最も効果的です。

保温性

登山用インナーにおいては吸汗速乾性が最優先かつ最重要の機能で、保温性は外側に着る服が主に受け持つようにしても構いません。

その様に重ね着することを前提に、インナーが持つ保温性が、夏は少なめの物を、冬は多めの物を選ぶのが得策です。

なぜならば、登山で行く先は標高が高く寒い所ですので、夏でも保温性が必要な場面は有りますし、冬ならばなおさらのことだからです。

 

汗などで濡れると保温性は下がりますが、濡れても保温性が下がりにくい素材もあります。

この様な素材で作られていると、寒さが厳しい時にとても有利です。

吸汗速乾インナーに適した素材

ポリエステル

ポリエステルは吸汗速乾インナーの最有力候補です。

なぜならば、ポリエステルは吸汗速乾性、特に速乾性が抜群に良い素材だからです。

登山用のインナーが持つべき必須の機能は吸汗速乾性で、この機能さえあれば、他の機能は無くても何とかなりますが、吸汗速乾性が無ければ話になりません。

ですから、ポリエステル製のインナーを選べば間違いありません。

 

ポリエステルは比較的安価だというメリットもあります。

ポリエステル素材で、なおかつ防臭機能が追加されたインナーもあります。

ポリエステル素材の保温性は程々なので、更なる保温性が必要な場合は、外側に着る服で補います。

メリノウール

メリノウールとはウール(羊毛)の一種で、メリノ種と呼ばれる羊から取れるウールのことです。

メリノウールも吸汗速乾インナーに適した素材です。

更には、メリノウールは登山用のウェアに有用、有効な多くの利点を備えた高機能素材でもあります。

★メリノウールの利点

  • 吸汗速乾性がある
  • 保温性に優れる
  • 濡れても保温性を保つ
  • 温度調整機能がある
  • 抗菌防臭性がある
  • 肌触りが良い
  • 丈夫い
  • 縮みにくい

先ず、メリノウールは登山用インナーに必須である吸汗速乾性を持つ素材です。

メリノウールはポリエステルと比べて、速乾性では劣りますが、保温性は優れています。

また、メリノウールは濡れても保温性を維持します。

メリノウールは保温性に優れる一方で温度調節機能も持っているため、冬は暖かく夏は涼しく快適に着られます。

メリノウールには抗菌防臭性があり、普通のウールのようなチクチク感が無く肌触りが良いため、直接肌に触れるインナーに用いるのにも適した素材です。

このように、メリノウールは数々の利点を持つ優れた高機能素材です。

 

ただし、メリノウールはポリエステルと比べると価格が高いのが残念な点です。

ポリエステルとメリノウールの混紡素材もあり、こうすることでポリエステルの速乾性、低価格性とメリノウールの保温性、高機能性を兼ね備た良いとこ取りの素材が出来上がります。

吸汗速乾インナーに該当しない素材

木綿(綿、コットン)

木綿(綿、コットン)は吸汗速乾インナーに該当しない素材です。

更には、インナーに限らず登山用の衣類全般で、木綿(綿、コットン)素材は絶対に避けねばなりません。

なぜならば、木綿には、吸汗性はあるものの、速乾性が無いからです。

濡れたままの服を着ていると、体に貼り付いて動きにくいだけでなく、過度に体温を奪われかねません。

そうなると、低体温症になり、行動不能に陥り、最悪の場合は命を落としかねません。

つまり、木綿(綿、コットン)は吸汗速乾インナーには該当しない素材だということです。

発熱性素材

発熱性の素材も吸汗速乾インナーには該当しません。

なぜならば、発熱性素材は水(汗)と結合することで熱を発生させる性質を持っています。

この、水と結合することによって熱を発生させる性質とは、難しい化学の話は省略して結論だけ言うと、速乾性とは正反対の性質なのです。

速乾性がありませんから、発熱性素材は吸汗速乾インナーには該当しません。

 

発熱性素材の欠点は他にもあります。

登山では、急な坂道を上る時のように、汗だくになるほど運動強度が大きくなることもあります。

暑い身体を冷やすために汗をかいている時に、素材が発熱して更に温められたら逆効果です。

なので、例えばユ○○ロのヒート○○クや、ミ○ノのブ○○サーモのような発熱性の肌着は、登山には決して着て行かないで下さい。

理解していただきたいことは、保温性は必要な機能だが、発熱性は有ってはならない機能であるということです。

あなたにピッタリの吸汗速乾性登山用インナーはこう選ぶ

インナーと言うからには、その外側にも服を着ることを前提にしてインナーを選ぼうと考えているはずです。

登山においては、暑い・寒いや晴天・雨天等の様々な状況に対して着る服を適切に選定し、組み合わせて対処します。

なぜならば、インナー、と言うか一枚の服だけで、全ての状況に対処するには無理があるからです。

例えば、寒ければ一枚余分に着たり、雨が降ればレインウェアを着たり、暑ければ薄着になったりという具合です。

ですから、あなたの体質や、好みや、外側に着る服との兼ね合いによっても、インナーにおいて重視すべき機能や適した仕様等も変わってきます。

この項では、幾つかの場合を想定して、あなたにピッタリの吸汗速乾インナーの選び方をお話しいたします。

素材の選び方

先ずは、適した素材の項でお話しした、ポリエステルか、メリノウールか、それらの混紡素材かを選ぶに当たっての選定基準に関する話です。

素材が異なることで何が変わるかと言うと、一番は保温性能です。

ポリエステルよりもメリノウールの方が保温性能が高く、混紡素材はそれらの中間の保温性能です。

季節が寒い時程、行先の標高が高い程、あなたが寒さに弱い程、より高い保温性能が必要になります。

 

夏に標高1,000mにも満たない所へ行くならばポリエステルで構いません。

夏でも富士山や北・中央・南アルプスや八ヶ岳のような標高の高い山に登る場合や、春や秋に登山に行く場合は、ポリエステルとメリノウールの混紡素材の方が良いです。

冬に雪山に登る場合は、メリノウールがメイン素材に使われたインナーをおすすめします。

半袖か長袖か

あなたに特にこだわりが無ければ長袖を選択することをおすすめします。

理由は、長袖の方が使い途が広いからです。

例えば、長袖は袖をまくれば半袖にもなり、臨機応変に使うことができますが、半袖シャツの袖をどれだけ引っ張っても長袖にはなりません。

また、長袖の方が腕全体を保護してくれるからです。

 

インナーだけで完成するかその上に着る服も合わせることで完成するかに関わらず、登山をする際の服装は、肌の露出を極力なくすことが望ましいです。

その理由は、日焼けになったり、植物や岩などで擦ったり、転んでケガをしたり、虫に刺されたりするリスクが登山には付き物だからです。

私は暑さには強いので、夏は半袖のインナーの上に長袖シャツを必ず重ね着して行動しています。

この様なスタイルの人は、インナーは半袖でも良いと思います。

 

ですが、暑い時は、重ね着をせず、ウェアは一枚着るだけで行動したいと思う人もいるかもしれません。

あるいは、私とは逆に、長袖のインナーの上に半袖シャツを重ね着するスタイルを好む人もいると思います。

その様な人は、迷う余地も無く長袖です。

また、寒い時季や標高の高い所へ行く場合も当然長袖です。

吸汗速乾インナーおすすめ4選

モンベル:ジオライン L.W. Tシャツ

吸汗速乾性に優れたポリエステル(100%)の半袖タイプをご希望の方にはこちらがおすすめです。

激しく汗をかく夏の登山にも適しています。

制菌加工も施されています。

比較的安めの価格設定です。

男性用:ジオライン L.W. Tシャツ Men’s

モンベル(mont-bell) 国内正規品 ジオライン L.W.VネックTシャツ Men’s 1107738 ライトグレー (LGY) (S)
ノーブランド品

女性用:ジオライン L.W. UネックTシャツ Women’s

モンベル(mont-bell) 国内正規品 ジオライン L.W.UネックTシャツ Women’s 1107739 ラベンダー (LV) (S)
ノーブランド品

ファイントラック:メリノスピンライトロングスリーブ

吸汗速乾性に優れたポリエステル(63%)と保温性に優れたメリノウール(37%)の混紡素材でできた長袖タイプのインナーです。

蒸れにくく、また、消臭効果が長持ちします。

夏でも標高の高い所へ行く場合や、春や秋に登山に行く場合にはこちらがおすすめです。

男性用:

女性用:

スマートウール:メリノ150ベースレイヤーロングスリーブ

メリノウール(87%)がメイン素材に(残りはナイロン13%)使われている長袖タイプのインナーです。

保温性を優先したい人には、こちらの製品がおすすめです。

夏に着ても構いませんし、冬はこちらが断然おすすめです。

登山だけでなく日常にも使うことができます。

男性用:Men’s メリノ150ベースレイヤーロングスリーブ

女性用:Women’s メリノ150ベースレイヤーロングスリーブ

スマートウール Women’s メリノ150ベースレイヤーロングスリーブ

ミズノ:ドライベクター エブリ トランクス、ショーツ

下半身に身に付けるアイテムは、こちらがおすすめです。

速乾性に優れた肌着です。

男性用:ドライベクター エブリ トランクス

女性用:ドライベクター エブリ ショーツ

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吸汗速乾インナーで快適登山を

吸汗速乾性は登山用インナーには必須の機能です。

吸汗速乾性がある上に他の有用な機能も加わった、あなたの体質や好みや使用状況に適したインナーを選べば、更に安全に快適に登山に行くことができます。

今回紹介した高機能な吸汗速乾インナーを着て、あなたも安全に快適に登山を楽しんで下さい。

この記事を書いた人

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丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

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