登山靴の紐のゆるまない締め方とほどけない結び方!僅か一手間追加するだけで効果絶大な結び方の要点をわかりやすい画像で的確に説明!

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登山靴の紐をせっかくキッチリと締めて結んでも、ゆるんだりほどけたりすれば、靴の中で足がむやみに動いてしまいます。

そうなると、歩き心地が悪くなり、最悪の場合は擦れて皮がむけて、痛くて歩けなくなります。

そうならないようにするには、ちょっとしたコツがあります。

単に知っているか知らないかの差だけで、知ってさえいれば簡単に実行できます。

ほんの一工夫するだけで、ほんの一手間追加するだけで効果絶大です。

そんな登山靴の紐のゆるまない締め方とほどけない結び方について今回はお話しいたします。

登山靴の紐のゆるまない締め方

靴の履き心地を調節するために、例えば下の画像の様なスキーブーツでは、足首よりも足先側、つまり “甲部分” に二箇所と、足首よりも履き口側、つまり “すね部分” に二箇所の合計四箇所に、それぞれ独立したバックルが設けられています。

ゆるい箇所があれば、その箇所だけバックルを締めれば調節完了です。

出典:Salomon公式

一方、履き口の高さがくるぶしよりも上に来るミドルカットやハイカットの登山靴では、 “甲部分” と “すね部分” を、ひとつながりの靴紐で連続して締める設計になっています。

ですから、どこか一箇所靴紐がゆるんだだけでも、全体がその影響を受けかねません。

この様な条件で登山靴の靴紐をゆるまないように締めるコツは、甲部分を締め上げた靴紐をその段階で一度固定して、それからすね部分を締めることです。

つまり、甲部分とすね部分を分けて締めるということです。

ちなみに、甲部分とすね部分の境目は、かかとに最も近い位置に付いているフックです。

足先からこのフックまで(甲部分)と、このフックから履き口まで(すね部分)を別々に考えるのです。

ということで、甲部分とすね部分のそれぞれの靴紐の締め方を分けて説明していきます。

甲部分の靴紐の通し方と締め方

画像のようにD環が使われているとは限りませんが、大概の登山靴では、甲部分は靴紐を通す作りになっているのに対して、すね部分は靴紐を引っ掛けるフックが付いた作りになっていると思います。

甲部分の靴紐の通し方は、奥から手前へと、あるいは下から上へと、素直に靴紐を通せばそれでOKです。

なぜならば、その様に靴紐を通した方が、締める時に力を入れやすいからです。

靴に足を入れる際には、足が楽に入る程度に靴紐を予め緩めておきます。

靴に足を入れたら、締める前にかかと側を軽く地面に打ち付けて、かかと側を靴の内側にピッタリと収め、足先に空間を確保します。

締め方は、先ず、足先から二番目の靴紐の交点を引っ張って締めたら、足先から一番目の靴紐の交点を動かないように押さえます。

次に、足先から三番目の靴紐の交点を引っ張って締めたら、足先から二番目の靴紐の交点を動かないように押さえます。

この作業を順番に繰り返して、かかとに最も近い位置にあるフックの直前にあるD環(靴紐の通し口)まで靴紐を締めます。

締め加減は、痛く感じるほどには圧迫しない程度のゆるさで、しかし、靴の中で足が前にズレて指先が当たらない程度のきつさに調節します。

次に、かかとに最も近い位置に付いているフックに靴紐を掛ける際に一工夫加えます。

かかとに最も近い位置に付いているフックには、靴紐を上から下に掛けます。

上から下へと靴紐を掛けることによって、単に下から上へと靴紐を掛けるよりも、靴紐がフックにより多く巻き付き抵抗が増すため、靴紐が固定され、緩まなくなります。

物によっては、かかとに最も近い位置にあるフックが、掛けた靴紐をその位置で固定できる作りになっている登山靴もあります。

この様な登山靴だと、甲部分を締め上げた靴紐をより一層固定しやすいです。

登山靴の靴紐を緩まないように締めるには、かかとに最も近い位置にあるフックには上から下に靴紐を掛けるという一工夫を追加するのです。

こうすることによって、甲部分を締めた靴紐を固定することができ、靴紐をゆるまないように締めることができるのです。

すね部分の靴紐の掛け方と締め方

かかとに最も近い位置にあるフックと履き口に最も近い位置にあるフックの間にあるフックには、下から上へと素直に靴紐を掛ければそれでOKです。

そして、最後に、履き口に最も近い位置にあるフックに靴紐を掛ける際には、再び上から下へと靴紐を掛けます。

理由は、かかとに最も近い位置にあるフックに靴紐を掛けた際と同じです。

そして、しっかりと適切に結んで、靴紐がほどけたりゆるんだりしないようにします。

結び方については後述します。

締め加減は、登る時と下る時とで締め加減を変えて使い分けます。

登る時は足首の曲げ伸ばしが少しできる程度のきつさに締めます。

下る時は足首が曲がらず、着地した時に靴の中で足が前にズレる動きをすね部分でも受け止められるようにしっかりときつく締めます。

従って、すね部分の締め具合を登る時と下る時とで比べると、下る時の方がきつくなります。

なので、頂上を発って下山を開始する前には、靴紐を改めてきつく締め直します。

登山靴の紐のほどけない結び方

これまでお話ししてきた通りに靴紐をしっかりと締めても、最後に、靴紐をほどけないように結ばなければ意味がありません。

なぜならば、そうしないと、歩いているうちにいつの間にか靴紐がほどけ、靴紐がゆるみ、靴の中で足が動き、歩きづらくなったり足の皮がむけてしまったりするからです。

靴を履いている時にほどけてしまっては困る一方で、靴を脱ぐ時には簡単にほどくことができるように、靴紐を結ぶ時はいわゆる蝶結びをすることと思います。

出来上がった蝶結びで、結び合わせる紐が走る方向が横だとすると、蝶の羽根に見立てたループが縦方向に出ているいわゆる縦結びはほどけやすいです。

ほどけにくく結ぼうと思ったら、先ず、縦結びではなく、蝶の羽根に見立てたループが結び合わせた紐に沿った方向になる結び方(ここではこの結び方を便宜的に横結びと呼ぶことにします)になるように結ぶ必要があります。

ほどけない結び方にするには、途中まではこの横結びと全く同じ結び方をした上で、最後にもう一手間を加えると完成します。

ところで、例えば右利きの人と左利きの人では、やりやすい動作が異なるため、同じ結び方をしても結び目が鏡に映したように左右逆転した形になっていることもあるのではないでしょうか。

そのどちらも正解で、同じ結び方だとも言えますが、結ぶ時の紐の動かし方は微妙に異なります。

紐の動かし方が異なるので、ここではそれらのそれぞれを説明いたします。

ですが、あなたはそれらの全てを見る必要はありません。

あなたは、あなたが該当するただ一つのパターンを覚えるだけで構いません。

蝶結びをする時の工程は、大きく2つに分けることができます。

その2つの工程とは、
①先ず、右と左の紐を単に絡めること、
②次に、ループを作って蝶結びを完成させること、
の2つです。

行程の①で2つのパターンに分かれ、更に、行程の②で3つのパターンに分かれます。

従って、全体では大きく6つのパターンに分かれます。

☆ 蝶結びの結び方のパターン分け

次に、
右と左の両方(B)とも
ループを作ってから
それらを縛り合せる
次に、
右(R)だけループを作り
左は紐を絡めた後で
ループを作る
次に、
左(L)だけループを作り
右は紐を絡めた後で
ループを作る
先ず、
紐を絡める際
右(R)を上に重ねる
【1】パターンRB【2】パターンRR 【3】パターンRL
先ず、
紐を絡める際
左(L)を上に重ねる
【4】パターンLB 【5】パターンLR 【6】パターンLL

あなたも、この6つのパターンのどれかにきっと当てはまるはずです。

あなたが普段行なっている結び方と照らし合わせて、あなたが該当するパターンの結び方を説明しているところを読んで、結び方をしっかりとマスターして下さい。

ちなみに、パターンの分かれ目は、
①右から伸びる紐と左から伸びる紐を最初に絡める際に、紐を先ず重ねた時に上に来るのが右(R)と左(L)のどちらであるかと、
②次に蝶結びをするに当たり、予め作るループが右と左の両方(B)ともでそれらを縛り合わせるか、予め作るループが片方、つまり、右(R)または左(L)だけ先にループを作りもう一方は絡めた後でループを作るかの違いです。

そして、いずれにしても、ほどけない結び方をするための要点は、最初に絡める際の紐の回し方と蝶結びを作る際の紐の回し方を逆方向にすることと、蝶結びを完成させる前にもう一度絡めてから引っ張ることです。

【1】パターンRBの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、右と左の両方(B)ともループを作ってからそれらを縛り合わせる結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:右と左の両方(B)ともループを作ったら、今度は、右手に持ったループが下、左手に持ったループが上になるように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:ループ同士を絡めます。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

※ 具体的には、右手に持ったループを固定して左手に持ったループを動かすならば、左手に持ったループが右手に持ったループの向こう側を上から下に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 上の画像とは異なり、左手に持ったループを固定して右手に持ったループを動かすならば、右手に持ったループが左手に持ったループの向こう側を下から上に回るように絡めます。

上の画像とは動かし方は異なりますが、結果は同じです。

ステップ5:締める前にもう一度ループを絡めます。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

【2】パターンRRの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、右(R)だけ先にループを作り、左は絡めた後でループを作る結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:右(R)だけループを作ったら、今度は、右手に持ったループが下、左手に持った紐が上になるように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:右手のループを固定し、左手の紐が、右手のループの向こう側では上から下に、続けて、右手のループと左手の紐とで出来た輪の中へは下から上に回るように絡め、左手の紐でもループを作ります。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

ステップ5:締める前に、作ったループを輪の中に下から上にもう一度通します。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

【3】パターンRLの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、左(L)だけ先にループを作り、右は絡めた後でループを作る結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手(R)に持った紐が上、左手に持った紐が下になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:左(L)だけループを作ったら、今度は、右手に持った紐が下、左手に持ったループが上になるように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:左手のループを固定し、右手の紐が、左手のループの向こう側では下から上に、続けて、右手の紐と左手のループとで出来た輪の中へは上から下に回るように絡め、右手の紐でもループを作ります。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

ステップ5:締める前に、作ったループを輪の中に上から下へもう一度通します。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

【4】パターンLBの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、右と左の両方(B)ともループを作ってからそれらを縛り合わせる結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:右と左の両方(B)ともループを作ったら、今度は、右手に持ったループが上、左手に持ったループが下になるように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:ループ同士を絡めます。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

※ 具体的には、左手に持ったループを固定して右手に持ったループを動かすならば、右手に持ったループが左手に持ったループの向こう側を上から下に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 上の画像とは異なり、右手に持ったループを固定して左手に持ったループを動かすならば、左手に持ったループが右手に持ったループの向こう側を下から上に回るように絡めます。

上の画像とは動かし方は異なりますが、結果は同じです。

ステップ5:締める前にもう一度ループを絡めます。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

【5】パターンLRの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、右(R)だけ先にループを作り、左は絡めた後でループを作る結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:右(R)だけループを作ったら、今度は、右手に持ったループが上、左手に持った紐が下に来るように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:右手のループを固定し、左手の紐が、右手のループの向こう側では下から上に、続けて、右手のループと左手の紐とで出来た輪の中へは上から下に回るように絡め、左手の紐でもループを作ります。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

ステップ5:締める前に、作ったループを輪の中に上から下へもう一度通します。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

【6】パターンLLの人の場合

右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、①先ず右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねて絡め、右と左を持ち替えしっかりと締めたら、②次に蝶結びをする時、左(L)だけ先にループを作り、右は絡めた後でループを作る結び方をする人の場合です。

ステップ1:右から伸びる紐を右手に、左から伸びる紐を左手に持った状態で、先ず、右手に持った紐が下、左手(L)に持った紐が上になるように重ねます。

ステップ2:右と左を持ち替え、絡めてしっかりと締めます。

※ ここでの絡め方は、右手に持った左から伸びる紐を固定して左手に持った右から伸びる紐を動かすならば、右から伸びる紐が左から伸びる紐の向こう側を下から上に回るように絡めます。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

※ 逆に、左手に持った右から伸びる紐を固定して右手に持った左から伸びる紐を動かすならば、左から伸びる紐が右から伸びる紐の向こう側を上から下に回るように絡めます。

上の画像とは動きは異なりますが、結果は同じです。

ステップ3:左(L)だけループを作ったら、今度は、右手に持った紐が上、左手に持ったループが下に来るように重ねます。

※ ここでの重ね方は、右と左で上と下を「ステップ1」とは反対に重ねるのがポイントです。

重ねる段階で正しく重ねてしまえば、続きはその流れに乗って正しく手を動かし、ほどけにくい横結びに正しく行き着くことができます。

手を動かしやすいからと、「ステップ1」と同じ重ね方にすると、ほどけやすい縦結びに間違って行き着いてしまいます。

ステップ4:左手のループを固定し、右手の紐が、左手のループの向こう側では上から下に、続けて、右手の紐と左手のループとで出来た輪の中へは下から上に回るように絡め、右手の紐でもループを作ります。

※ 「ステップ3」で「ステップ1」とは反対の重ね方をした流れに乗って、ここでは「ステップ2」と反対方向に回すのがポイントです。

下の画像ではこの様な動かし方をしています。

ステップ5:締める前に、作ったループを輪の中に下から上へもう一度通します。

※ この、ほんの一手間を追加するだけでほどけない結び方になります。

ステップ6:しっかりと引っ張り締めます。

これで完成です。

靴紐のゆるまない締め方とほどけない結び方をマスターして安全で快適な登山を

登山靴の紐のゆるまない締め方とほどけない結び方について説明いたしました。

どちらも、ほんの一工夫するだけで、ほんの一手間追加するだけで効果絶大です。

結び方は、6つのパターンのうちのどれか一つを覚えるだけで構いません。

6つのパターンのそれぞれを説明いたしましたが、全てを覚える必要は全くありません。

あなたが普段紐を結ぶ時に行なっている時の手の動きを基にして、手を最も動かしやすい結び方のパターンを見付けて下さい。

そしてそれをしっかりとマスターして下さい。

あなたも登山靴の紐をゆるまないように締め、ほどけないように結んで、足もとをしっかりと固めて、安全に快適に登山を楽しんで下さい。

 

もっと広く登山靴全般について詳しく知りたい方は こちらの記事 をお読み下さい。

なぜ登山する時わざわざ登山靴を履くのか?登山靴の必要性と特長と選び方をズバリ回答!なぜ登山する時わざわざ登山靴を履くのか?登山靴の必要性と特長と選び方をズバリ回答!

この記事を書いた人

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丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

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