子供の登山用レインウェアを選ぶポイントとおすすめ3選 「さすが!お父さん」と言われる商品選びの秘訣を大公開

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子供を登山に連れて行こうと思ったら、子供に持たせるレインウェアも当然必要になります。子供はすぐに大きくなるので、レインウェアを頻繁に買い直していては、その出費もバカになりません。かと言って、登山という過酷な条件下では使い物にならない、安価で性能が低い商品で済ます訳にも行きません。今回は、このような板挟みに遭ってお困りのあなたのために、子供の登山用レインウェアを選ぶ際に、何を考慮して何を優先させるのが得策かをお話しいたします。

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コロンビア、シンプソンサンクチュアリ II レインセット キッズ

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選定基準

あなたはお子様を登山に連れて行く訳です。行先は子供の脚でも行ける所ですから、超一級品となる高機能高性能なレインウェアを必ずしも用意しなくても済むはずです。
高機能高性能なレインウェアの代表はゴアテックスですが、ゴアテックスはお値段も高めです。

子供の脚でも行ける範囲なら、多少スペックを落として、程々に高機能高性能の商品でもしのぐことは可能だと考えて良いと思います。
あるいは、お子様を連れて行くのですから、その場合は、それなりの天候の日に、それなりの行き先に行くという計画にとどめるべきです。

専門メーカーの商品

先程、程々に高機能高性能の商品と書きはしましたが、それでも、登山やアウトドアの専門メーカーが作った商品であることは譲れません。街用に作られた商品で間に合わせる訳には行きません。元々が街用を出発点にして設計された商品を登山用に転用するには無理があります。街用なら無くても乗り切れても、山用では命取りになりかねない機能や性能が、登山用のレインウェアには有るからです。

レインスーツを上下とも揃える(ポンチョ不可)

上下セパレートタイプのレインスーツを上下とも揃えます。ジャケットもパンツも両方ともです。
登山のように、活発に動いたり、過酷な環境にさらされる可能性がある活動をするに当たっては、上も下もキッチリと覆うに限ります。ポンチョでは、風にあおられてバタついたり動きづらかったり、足元がカバーしきれなかったりで、登山用として使うには適しません。ましてや、100均のビニール製レインコートなど論外です。

防水透湿性

登山道具に関して調べているあなたなら、レインウェアの防水透湿性という言葉を聞いたことがあると思います。防水透湿性素材とは、簡単に言うと、水滴よりは小さいが水蒸気よりは大きな微細な孔が無数に開いた膜のことです。この、絶妙な大きさの微細な孔が開いた膜が、外からの雨水の侵入をくい止めつつ、中で発生した汗を水蒸気として外に放出するという高度な機能を実現しているのです。
お子様のレインウェアにも、この機能は必須です。
街用の商品では、この防水透湿性を考慮して作られている商品は少ないかもしれませんが、先ほどお話しした専門メーカーの商品の中からなら、この機能が備わっている商品を見付けるのは難しくないです。

撥水性

撥水性能が低下すると、降り注いだ雨粒が玉になって転がって行かず、生地の表面に浸み込んでしまうという現象が起こります。そうなると、一つに、ウェアが重くなり動きづらくなりますし、また冷えにもつながりかねません。

他にも、先程お話しした防水透湿性のうちの透湿性能を維持するに当たって、この撥水性が重要な役割を果たしています。

防水透湿性能がたとえ完璧な生地だったとしても、中が蒸れたり結露してしまったりする可能性はあります。袖口や襟元の隙間から雨水が浸み込んで来ることが無い訳ではありませんが、そのようなことが無ければ、生地に穴でも開いていない限り、外からの雨水が生地を通過して中まで入って来ることはまずありません。中が蒸れたり結露してしまったりする源は、かいた汗です。

生地の表側の撥水性能が下がってくると、降り注いだ雨粒が生地の表面に浸み込んでしまいます。生地表面に浸み込んだ水は、その内側にある防水透湿性素材によってくい止められるため、ウェアの内部にまで到達することはありません。しかし、雨水が生地の表面に浸み込んだ部分は、そこだけ水の膜が部分的に形成された状態になります。この水の膜は、中で発生した水蒸気を放出してくれるはずの微細な孔を塞いでしまいます。それによって、透湿性能が低下してしまうのです。
生地の表側に十分な撥水性能があれば、レインウェアの外側に付いた雨粒ははじかれて流れ去って行ってしまいます。そうなっている間は、生地の外側に形成された水の膜によって微細な孔が塞がれて透湿性能が低下することにはつながりません。
つまり、撥水性は、透湿性能を発揮するための一つの重要な要因になっているのです。

軽量

登山において、荷物が軽量であるということは、一つの有利で有効な要素(アドバンテージ)になります。先に基準としてお示しした「専門メーカーの商品」であれば、この点にも十分考慮された商品作りが為されています。専門メーカーの商品の中から選定すれば、既に軽量になっていますのでご安心下さい。

大きめのサイズ

子供はすぐに大きくなるということを見越して、大きめのサイズの商品を買うことをお勧めいたします。ここでは、「大は小を兼ねる」という考え方が当てはまると考えて構いません。

大きめの商品を買っておけば、お子様が少しくらい大きくなっても、まだ着ることができます。
また、レインウェアを防寒着代わりに着るという使い方も、あなたはしたことがあるのではないでしょうか。大きめのサイズであれば、中に保温性の高い服を着たアウターとして重ね着しても窮屈な思いをせずに済みます。

出費を抑える対策としては、値段の安い製品を買うという考え方ではなく、長期間使って次に出費が発生するタイミングを遅らせるという考え方で行くのが良いです。

忘れてはいけないこと

以上、選定する基準を幾つかお話しして来ましたが、そうすると、結局それなりのお高い出費になってしまうとお思いになるかもしれません。ですが、ここで、心得ておいていただきたい重要なことを幾つかお話しさせていただきます。

絶対にメンテナンスせよ

せっかく高いお金を出して手に入れた高機能高性能品であっても、きちんとメンテナンスしなければ、性能が低下して十分に機能しなくなりお子様が不便で不快な思いをするだけでなく、耐久性や商品寿命が低下して、またすぐに次の物を買うための出費が発生するという事態にもなりかねません。
性能をフルに発揮させ、長期間使うためには、適切にメンテナンスすることが必要です。

洗濯

普段着ている服と同様に、汚れが付いたらもちろんのこと、目に見えた汚れが付いていなくても、登山で着れば当然汗をかきますので、着たら毎回洗うのが良いです。
一般的な家庭用洗濯洗剤で洗って大丈夫です。ただし普段着る服を洗濯する場合よりも、すすぎ回数は増やし、脱水時間は短くします。そして、しっかりと陰干しして下さい。

外側が汚れていたり洗剤が残っていたりすると、生地の表側の撥水性能が低下します。撥水性能が低下することによる悪影響は先にお話しした通りです。
内側も汗や皮脂などにより汚れます。この汚れや湿気はシームテープの剥離を引き起こします。

ですから、レインウェアの性能をフルに発揮させるためには、きちんと洗ってよくすすぎしっかり乾かすことが大切なのです。

撥水性回復

洗濯によっても撥水性は回復しますが、撥水性を更に回復させる方法があります。アイロンや乾燥機やヘアードライヤーで熱をかけるのです。
アイロンなら、スチーム無しで、当て布を当てた上から低温(80~120℃)でアイロンを当てます。
乾燥機なら20分ほど温風乾燥します。
ヘアードライヤーなら10cm程離してまんべんなく熱をかけます。

熱をかけても撥水性の回復が不十分な場合は、撥水スプレーをかけます。

保管方法

下山してレインウェアを脱いだら湿ったまま収納袋に入れて保管というのはよろしくありません。
洗濯して乾かしたらハンガーに吊るして、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。

登山に使えれば下界でも使える

サイズに関する話で「大は小を兼ねる」と申し上げましたが、スペックに関しても、大は小を兼ねます。登山のような厳しい環境下で活発に動く活動をするという条件にも耐えうるレインウェアであれば、下界の雨降りの場面でも十分すぎるくらいの役割を果たしてくれます。
街に出掛ける場合や、遠足や屋外活動、休日のお出掛け、レジャー、テーマパーク、スポーツ観戦、旅行などに行く時に雨が降った場合にも、登山用のレインウェアがあれば安心です。

雨具以外の活用方法

登山以外の場面でも登山用のレインウェアを着て構わないのと同様に、雨が降っていない時でも登山用のレインウェアを着ても構いません。

大きめのサイズの項で、中に保温性の高い服を着たアウターとしてもレインウェアを活用できることをお話しいたしました。実際、あなたもレインウェアを防寒着代わりに着るという使い方をしたこともあるのではないでしょうか。レインウェアを防寒防風着代わりに使うというのはよくあることです。

登山用のレインウェアは防寒防風着として使うこともできますし、それを、登山に出掛けた時に限らず、下界で実施しても構わないのです。

子供が成長して服が小さくなるのはレインウェアに限ったことではない

子供が成長したために以前は使えた物が小さくなって使えなくなってしまうということは、そもそも、登山用のレインウェアに限ったことではありません。この事実を忘れないで下さい。
むやみに妥協して、低スペックのレインウェアを着せられて、不快で不満な思いをさせられては子供が可哀そうです。それよりも、ともすると悪いイメージばかりが頭に浮かびかねない雨の日の登山でも、雨降りであることを忘れて山を歩けるくらい快適なレインウェアを買ってあげて、お子様と一緒に楽しい時間をたっぷりと過ごして下さい。

服装が変わるのも良い思い出

現実には、やはり子供は成長しますから、ある時の登山とそれよりも後の登山とで、子供の服装が変わるということは普通に起こり得ます。それも良い思い出と受け止めて楽しんで下さい。

子供は言葉で「満足」とは言わないけど、態度には示してくれる

子供は、気に入らないと、嫌がったり、駄々をこねたり、文句を言ったりするくせに、満足している時に、わざわざ「満足」と言ってくれることは、、、ほとんど無いかもしれません。でも、子供の様子を見ていれば、気に入ってくれているかどうかはわかるはずです。本当は、言葉に出して言ってもらえると、涙が出るほど嬉しいことでしょうが、そうじゃなくても、喜んで気に入って使ってくれるものを買ってあげましょう。

おすすめ3選

ここでご紹介する商品は、どれも、先にご説明した選定基準を満たしているものばかりです。ご安心下さい。

比較表

メーカー、商品名コロンビア、シンプソンサンクチュアリ II レインセット キッズモンベル、クレッパー Kid’s 100-120ミズノ、ベルグテックEX ジュニア レインスーツ
防水透湿素材オムニテックハイドロブリーズベルグテックEX
耐水圧(mmH2O)非公開20,00030,000以上
透湿度(g/㎡・24hr)非公開8,00016,000
サイズ110、120、130、140、155100、110、120120、130、140、150
重量の目安394g(140サイズ)230g(平均)360g(120サイズ)

コロンビア、シンプソンサンクチュアリ II レインセット キッズ

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モンベル、クレッパー Kid’s 100-120

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ミズノ、ベルグテックEX ジュニア レインスーツ

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登山用のハイスペック品には金額をはるかに上回る価値が有る

登山用レインウェアは、雨が降る中で登山をするという悪条件にも耐えられるだけの機能や性能を有する優れ物です。雨の日でも、雨が降っていることすら忘れさせてくれるくらい優れ物のレインウェアを着て、お子様との楽しい時間をたっぷりと過ごして下さい。

この記事を書いた人

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丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

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