登山用レインウェアをコスパ最優先で大選抜! 安いながらもそこそこ使えるおすすめ2選

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登山において必携品と言われているレインウェアとして、100均でも買えるようなビニール製レインコートでは用を為しそうにないので、もう少しマシな物を揃えたい。でも、今後何回登山に行くかも分からないし、必要がどの程度生じるかも分からない物への出費はできるだけ低く抑えたい。そんなあなたの要望を満たすべく、今回は、コスパ最優先でおすすめのレインウェアを選んでみました。

サイト運営者のイチオシ

Lilystar レインスーツ

→https://www.amazon.co.jp/Lilystar-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88-%E4%B8%8A%E4%B8%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2/dp/B07RTTZZ8Z/ref=zg_bs_3433264051_9?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=TNRN3FAQJP5MTVBYNQ1K

価格が安い割にはそこそこの機能や性能を有し、使い勝手も、十分かどうかはさておき、比較的良さそうな商品と思われます。

選び方(想定、前提、選定条件)

今回は、「必要最低限の機能や性能を有していれば後は価格が少しでも安い方が良い。」とおっしゃる人向けのお話です。一般的に、機能や性能が増すことによって利便性や快適性も上がりますが、同時に、価格も高くなる傾向にあります。機能や性能が増すことによる利便性や快適性の向上を手放してでも価格が安い方を優先する人向けです。

利便性が低ければ余計な手間や時間をかけることで対応するし、快適性が低ければ我慢をするという人向けです。例えばレインウェアの透湿性能が使用状況下の発汗量よりもはるかに低かったならば、そもそも汗をかかないように意図的にゆっくり歩くとか、蒸れてくる前にフロントファスナーを開けて適宜バタバタとあおいで汗を逃がすとか、汗でビショビショになるのは仕方のないことと諦めて我慢することで対応する方を選択する人向けの話です。

先に「必要最低限の機能や性能」と書きましたが、それが具体的にどうであるかは、使う場面や使う人の特性などによってまちまちです。この点に関しては、登山というそれなりに過酷な環境下で、それなりに激しい運動をするという想定で求められる条件を満たす物を選ぶことにいたします。

1.上下セパレートタイプを上下とも

上下セパレートタイプのレインスーツを上下とも揃えます。ジャケットもパンツも両方ともです。

登山のように、活発に動いたり、過酷な環境にさらされる可能性がある活動をするに当たっては、上も下もキッチリと覆うに限ります。コートのように裾が長い物だけで間に合わせるとか、ジャケットだけでパンツ無しとかでは、足元は結局濡れてしまいます。ポンチョも、風にあおられてバタついたり動きづらかったり、足元がカバーしきれなかったりで、登山用として使うには適しません。ましてや、100均のビニール製レインコートなど論外です。

2.防水性

レインウェアと銘打って売られている物ですから、そこそこの防水性は既にあると解釈し、性能がどの程度高いかまでは、先ずは不問に付して候補を選ぶことにいたします。

3.透湿性

登山をするのですから、多少なりとも汗はかきます。なので、多少なりとも透湿性のある物の中から選ぶことにいたします。
つまり、透湿性が全く無い物は却下いたしました。少しでもあれば、実用レベルに達しているかどうかに関係なく候補に入れました。

4.利便性や快適性よりも安さ優先

先にも書きましたように、一般的に、機能や性能が増すことによって使い勝手が良くなったり快適性が増したりしますが、同時に、価格も高くなる傾向にあります。

今回は、各メーカーやブランドの最安モデルだけを候補に入れました。機能や性能が増しても価格も上がってしまってはコスパにはつながらない、価格が高い物の機能や性能が低いなら、価格が安い物の方がコスパにつながるという考え方です。

5.機能や性能の低さには使い方で対応するか我慢する

先にも書きましたように利便性や快適性よりも安さを優先するのですから、機能や性能が低いために使い勝手が悪かったり不快な思いをしたりするのは承知の上です。

例えばレインウェアの透湿性能が使用状況下の発汗量よりもはるかに低かったならば、そもそも汗をかかないように意図的にゆっくり歩くとか、蒸れてくる前にフロントファスナーを開けて適宜バタバタとあおいで汗を逃がすとかで対応するか、ビショ濡れになるのは仕方のないことと諦めて我慢するまでです。

山に棲む野生生物は、雨が降ってもレインウェアを着るなんてことはしません。人間は野生生物並みの身体能力や自然環境への適応性は持ち合わせていませんからレインウェアが必要になりますが、機能や性能よりも安さを優先しているのですから、雨で、あるいは汗で、あるいは雨と汗の両方でビショ濡れになることも想定に入れておく必要があります。

6.少しゆったり目のサイズ

登山においては、レインウェアは雨具としてだけでなく、防寒着や防風着として着ることもあります。保温性の高いフリースを中に着て、更にそのアウターとしてレインウェアを着るという使い方もします。ですから、サイズを選ぶ際は、このような使い方も見越して、少しゆったり目のサイズの物を選ぶのが良いです。

使用上の留意点

先に、選ぶ上で考えに入れておくと良いと思われることをお話しいたしました。

ここからは、他にも、使って行く上で考えに入れておいた方が有益と思われることがありますので、そのことについてお話しいたします。

メンテナンス

高いお金を出して機能や性能がどれだけ高いレインウェアを買ったとしても、メンテナンスが不十分だと、それらの機能や性能が無きに等しい状態になりかねません。逆に、機能や性能が程々だとしても、メンテナンスをキッチリすることで機能や性能を保ち、フルに発揮させることができるならば、高いレインウェアよりも、コスパ重視で選んだ安いレインウェアの方が役に立つということも起こり得ます。

ここでは、性能の低下を最小に食い止めるためのメンテナンス方法についてお話しいたします。

洗濯

普段着ている服と同様に、汚れが付いたらもちろんのこと、目に見えた汚れが付いていなくても、登山で着れば当然汗をかきますので、着たら毎回洗濯するのが良いです。

洗濯するに当たっては、商品に記された洗濯表示に従って下さい。
柔軟剤や漂白剤は使わずに、一般的な家庭用洗濯洗剤で洗って大丈夫です。ただし普段着る服を洗濯する場合よりも、すすぎ回数は増やし、脱水時間は短くします。そして、しっかりと陰干しして下さい。

外側が汚れていたり洗剤が残っていたりすると、生地の表側の撥水性能が低下します。撥水性能が低下すると、レインウェアの表地に水が浸み込んでしまい、そこが水の膜で部分的に覆われた状態になります。この水の膜は透湿性能の低下を引き起こします。

内側も汗や皮脂などにより汚れます。この汚れや、また、乾燥不十分による湿気はシームテープの剥離を引き起こします。シームテープが剥離すると縫製工程で生じた針穴から水が浸み込んで来てしまうため防水性能が低下します。

ですから、レインウェアの性能をフルに発揮させるためには、きちんと洗ってよくすすぎしっかり乾かすことが大切なのです。

撥水性回復

洗濯によっても撥水性は回復しますが、撥水性を更に回復させる方法があります。アイロンや乾燥機やヘアードライヤーで熱をかけるのです。
アイロンなら、スチーム無しで、当て布を当てた上から低温(80~120℃)でアイロンを当てます。
乾燥機なら20分ほど温風乾燥します。
ヘアードライヤーなら10cm程離してまんべんなく熱をかけます。

熱をかけても撥水性の回復が不十分な場合は、撥水スプレーをかけます。

保管方法

下山してレインウェアを脱いだら湿ったまま収納袋に入れて保管というのはよろしくありません。
洗濯して乾かしたらハンガーに吊るして、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。

雨具以外の用途、登山以外の場面での活用

雨が降っている時しかレインウェアを着てはいけない、という決まりはありません。先程、少しゆったり目のサイズの項でお話ししたように、レインウェアを、雨具としてではなく、防寒着や防風着として使うこともあります。
また、登山で使うことを想定して購入した品物でも、下界で雨の日に外出する際、休日のレジャーやテーマパーク廻り、スポーツ観戦等々活用する場面は沢山あります。
更には、下界で、雨が降っていない時に、防寒着や防風着として使っても構いません。

頻繁に活用してこそコスパにつながるというものです。

そもそも、物の価格が安くなる要因の一つとして、需要が多いことが挙げられます。登山という少ない限られた用途だけを対象にするよりも、使う場面が日常的に発生する用途を対象にする方が、需要が多いため、価格を安くできます。登山ではなく、主に下界で使うことを想定して作られた物やそれに毛が生えた程度の物を登山で使おうとすると、、、ある程度過酷な状況で使うには無理がありますし、あるいは、使い物になる適用範囲は限られてきます。良く晴れた夏の日に、短時間で下山できる低山に行くならば、ここでご紹介する商品でも何とかなるかもしれません。雨が降る心配がない日に、掛け捨ての保険感覚で持って行く物であり、場合によってはビショ濡れになることもあり得ることを覚悟しておいて下さい。このことを念頭に置いた上で、あなたの行き先にこのレインウェアを持って行っても役に立つかどうかご判断下さい。

おすすめ2選

比較表

メーカー:
商品名
 Lilystar:
レインスーツ
ワークマン:
(男)フリーダム
(女)チャームプラス
【参考商品】モンベル:
ストームクルーザー ジャケット
+フルジップパンツ
価格(円)2,90039,820
生地ポリエステル(2層)+裏地メッシュポリエステル(2層)+裏地メッシュゴアテックス(3層)
耐水圧(mm)51,000(男)10,000
(女)10,000
50,000以上
透湿度(g/m2・24hr)(男)5,000
(女)2,000
35,000
フードのフィット具合顔面の周囲のみ調節可能顔面の周囲のみ調節可能だが、ヘルメットの上からでも着用可能な大型フードであるため首を左右に捻った時に顔の動きにフードが追随せず視界が遮られる顔面の周囲、頭部の奥行、ひさしの深さの3箇所調節して頭部にピッタリとフィットするため、雨水の侵入をくい止めつつ常に良好な視界が保てる
パンツの裾靴を履いたままでの着脱を助けるために裾が拡がる機能あり裾が広がらないため登山靴を履いたままでの着脱は困難スライドファスナーにより全開閉するため登山靴を履いたままでの着脱が容易

参考までに、日本を代表するアウトドアメーカーの一つであるモンベルのストームクルーザー ジャケット+フルジップパンツを比較表の中に並べておきました。この商品は、登山者の厳しい要求に一通り応えられるだけの機能や性能を有し、アウトドアメーカーが自信をもって世に送り出している商品の代表例という位置付けと解釈下さい。ですから、この程度の機能や性能を有するレインウェアを持って登山に出掛けられるのが望ましいのかもしれませんが、10倍くらいの価格差が生じてしまいます。今回はコスパを第一優先に考えていますので対象外といたしました。参考までに比較してみて下さい。

Lilystarのレインスーツはアウトドアの場面で使われることもある程度意識した設計になっていると思われ、満足とまでは行かないまでも、そこそこの機能や性能を有しており、使用範囲を限定すれば、登山に使えなくもないと思われます。

ワークマンの商品は、出発が作業服であるため、登山に転用するには無理があると言わざるを得ません。Lilystarのレインスーツよりもさらに限定された範囲での使用にとどめておくのが無難と思われます。

まとめ

サイト運営者のイチオシはLilystar レインスーツです。

→https://www.amazon.co.jp/Lilystar-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%88-%E4%B8%8A%E4%B8%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2/dp/B07RTTZZ8Z/ref=zg_bs_3433264051_9?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=TNRN3FAQJP5MTVBYNQ1K

価格が安い割にはそこそこの機能や性能を有し、使い勝手に関しても、十分かどうかはさておき、多少は意識した設計になっていると思われます。

ただし、使用範囲は限られます。例えて言えば良く晴れた夏の日に短時間で下山できる低山に行く場合、つまり、雨が降る心配が全く無い日に、掛け捨ての保険感覚で持って行く程度の物であり、場合によってはビショ濡れになることもあり得ることを覚悟しておいて下さい。

この記事を書いた人

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丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

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