登山用のレインウェアであれば防水性能と透湿性能の両立は今や常識です。登山のような過酷な使用条件にも耐え得る他の多くの優れた機能や性能も合わせ持っているハイスペック品であれば、普段使いとしての機能性や実用性は十分すぎる程です。しかも、街にも着て行けるようなオシャレなデザインであれば使えるシーンも豊富にあります。レインウェアをせっかく買うなら、あるいは、買い替えるなら、様々な用途に適用が可能なノースフェイスのレインテックスはおすすめです。今回は、そんな欲張りな要求を満たしてくれるノースフェイスのレインテックスについてお話しいたします。
目次
雨具 兼 防風防寒着となるアウター
登山においてレインウェアは必需品です。
レインウェアは、雨具として使うだけではありません。休憩時や朝夕にテント場で過ごす際に羽織ったり、風が強い時にウインドブレーカー代わりに着たり、簡単な雪山でアウターとして使うこともあります。
ノースフェイスのレインテックスは、それらの幅広い用途に用いられても実用に耐えるだけの高機能高性能品です。防水透湿性素材には、信頼と実績のゴアテックスが採用されています。厳しい自然環境からも、きっとあなたを守ってくれることでしょう。それ程に機能や性能も高いです。と同時に、お値段も決して安くはないです。
本格登山? それとも ちょっとした外出や軽い屋外作業?
ノースフェイスのレインテックスは、そもそもが本格的な登山にも耐えられる機能や性能や使い勝手を考慮して作られた上に、街でも着こなせるファッション性が付加された商品です。出発点が登山を想定していますから、機能的には、街ではなくて構わない物もあるかもしれません。性能的には登山という用途で要求されるハイスペックを有しているならば、街で使っても十分に快適性が保たれます。大は小を兼ねるということです。
もてあます人
ですが、あなたがもしも本格的な登山をしない人ならば、ノースフェイスのレインテックス程のハイスペックを必要としないかもしれません。目安としては、雨の日の軽い屋外作業や外出、のんびり登山やハイキング、釣り、野外フェス、スポーツ観戦、テーマパーク廻り、自転車やバイクに乗る際などです。この程度の用途なら、ゴアテックスであるに越したことはありませんが、ゴアテックスじゃなくても間に合います。あなたの気に入った色や柄やデザインのレインウェアが他で見付かったなら、そちらを選択するのもありです。ゴアテックスじゃない分安く手に入るはずです。
適した人
あなたが本格的な登山もする人ならば、登山にも、それ以外の場面にも、雨具としても、防寒防風着としても、これ一着で様々な用途にフルに活用できます。このことは、コスパにもつながることを意味しています。ノースフェイスのレインテックスは、頻繁に着る機会に恵まれる、あなたにとってお気に入りの一着にきっとなることでしょう。
いまいちの人
本格登山を通り越して、あなたが、バリエーションルートも果敢に登ったり、トレイルランニングのようなスピードを重視した登山に取り組んでいるならば、ノースフェイスのレインテックスでは、まだまだ重たいかもしれません。もっと軽量化されたレインウェアは他にもあります。
ノースフェイスのレインテックスの生地は、表地に70デニールのナイロンが、防水透湿素材としてゴアテックスが使われた3層構造です。生地の重さは表地だけで決まる訳ではありませんが、表地だけを見ると、レインテックスの十分の一の7デニールのナイロンが使われているレインウェアもあります。ちなみに、デニールとは、生地に使われている糸の太さを表していて、数値に比例して使われている糸は太くなり、従って出来上がる生地の厚みも厚くなります。レインテックスは、昔のゴム引き布製のレインウェアに比べればはるかに軽いですが、今どきのレインウェアとしては、どちらかと言うと重いと言わざるを得ません。表地が比較的厚いために、強度も耐久性もあるのですが、反面、比較的重いのです。
丈夫さが損なわれることには目をつぶってでも軽さを優先するのであれば、ノースフェイスの、クライムベリーライト（ジャケット＆パンツ）やストライク（ジャケット＆パンツ）があります。
レインテックスの概要
- 生地は3層構造
表地は70デニールのナイロン
防水透湿素材はゴアテックス
裏地はトリコット - 高機能高性能
登山で重宝する機能が満載
使い勝手が良く快適に過ごせる
登山スペックなら街でも余裕で使える - オシャレなデザイン
人気がある
カッコいい
ファッションとしても楽しめる
登山用レインウェアを購入するに当たって、「迷ったらゴアテックスを選べば間違いない。」と言われる程で、防水透湿性能は十分で、信頼できる一着です。
3層構造ですので、肌触りも良く、丈夫で末永く愛用できます。
性能的にも、登山という厳しい使用条件に耐えられるだけのハイスペック品であるだけでなく、機能的にも、登山中に訪れる様々な場面を想定し、それらにおいて活躍する有用な機能が随所に組み込まれた一着です。
仮に、タウンユースを想定して作られたレインウェアを登山に流用すると、透湿性能が不足していたり、欲しい機能が省かれた作りになっているために使い勝手が悪かったりで、使い物になりません。逆に、登山用を街用に流用する分には、十分な機能や性能が備わっているため、不足や不満を感じることも無く、むしろ便利に使えます。
ノースフェイスはアウトドア用品メーカーですが、ファッションにおいても人気があります。
ファッションは人それぞれ好みが異なり賛否が分かれる所ではありますが、あなたの好みに合うなら、晴れた下界の暑い日を除いて、いつでも活躍してくれる一着になるでしょう。
メンテナンスも大切
登山に使うとなると、汗や泥や植物などによる要因が増えるため、街で使う場合と比べて汚れやすくなります。汚れたままで街に着て行く訳にも行きません。汚れをそのままにしておいては、見た目が悪いだけでなく、性能も下がり、レインウェアとしての寿命も縮みます。
外側の汚れは撥水性能の低下につながります。撥水性能の低下は、冷えや透湿性能の低下を引き起こします。不快な思いをすることになります。
内側の汚れは、主に、汗や皮脂によるものです。内側の汚れは、シームテープの剥離を引き起こします。シームテープが剥離すれば、そこから雨水が浸み込んで来るため防水性能が低下します。
ゴアテックスのレインウェアは、念のため洗濯表示を確認していただきたいですが、普通に洗濯できます。汚れたらもちろんのこと、目に見えた汚れが付いていなくても、沢山汗をかいたときには、すかさず洗濯しましょう。
洗剤は、専用洗剤を使っても良いですし、洗剤だけで柔軟剤や漂白剤などの余分な物が入っていない家庭用洗剤でも良いです。すすぎ回数を増やし、脱水時間は短くして、洗濯機で洗うことができます。洗ったら、陰干しをして、しっかり乾かします。
保管方法も重要です。持ち運び用のスタッフサックには入れず、ハンガーに吊るして、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。
向いている人
- 本格的な登山をする人
- 山でも街でもオシャレを楽しみたい人
不向きな人
- タウンユースがメインでハードな登山はしない人
- オシャレを大して気にしていない人
レインテックスの良い点
- 登山用レインウェアとしての機能や性能のバランスが良い
- ファッション性も高く人気がある
レインテックスの難点
- 登山用レインウェアとしては最軽量モデルではない
- 普段使いのレインウェアよりも高価
レインテックスの特徴と利点
ゴアテックス採用3層生地の防水透湿ウェア
濡れない 蒸れない
防水透湿性素材としての性能や信頼性が最も高い「ゴアテックス」が採用されています。ゴアテックスブランドだということは、素材として優れているだけでなく、商品の作りや仕上がり具合においても防水が行き渡っていることを意味します。
登山のような過酷な状況で使用しても、濡れたり蒸れたりすること無く、快適に過ごすことができます。
丈夫で肌触りが良い
生地が「3層構造」ということは、ウェアの内側が、防水透湿膜むき出しではなく、裏地で覆われていることを意味します。この方が肌触りが良いため、快適に着ることができます。
また、裏地が有る方が耐久性も高まります。お気に入りのウェアを末永く愛用することができます。
荷物の軽量化および行動の省力化や迅速化
ゴアテックスは、元々は、防水透湿性素材として開発された物です。つまり、外側からの雨水の侵入は防ぎ、しかし、同時に内側で発生した汗を水蒸気として逃がすという2つの機能を合わせ持った物です。
その上、ゴアテックスは防風性能も兼ね備えています。ウインドブレーカーとして使うこともできる訳です。内側に保温性の高いダウンやフリースを着た上にレインテックスをアウターとして着るという使い方もできます。雨具としてのみならず、防寒防風着として用いることもできます。一着で何役も担ってくれる訳です。
ということは、山に持って行く荷物を減らすことができることを意味します。荷物を減らすことができれば、余計な荷物を管理することに頭を使わずに済みますし、荷物の軽量化にもつながります。行動の省力化や迅速化につながります。
お財布にも優しい
一着で何役も担ってくれるということは、役割ごとに別々のアイテムを揃える必要が無くなることをも意味します。その分の出費を無くすこともできます。お財布にも優しい訳です。
先程、3層構造であることは耐久性が高いことを意味することをお話しいたしました。気に入って頻繁に着ていたらすぐに着古して使い物にならなくなり買い替える、では悲しいですが、3層構造のゴアテックスは丈夫です。適切にメンテナンスや保管をしていれば、そのようなことは起こりにくいです。
つまり、コストパフォーマンスに優れているということです。
機能的なフード
実用的で安全
レインテックスのフードは、形状が頭の丸みにフィットするように作られています。更に、ドローコードによってフィット具合を調節できる箇所が二箇所あります。
その一つは頭部正面のフィット具合を調節する箇所で、首元から垂れ下がっています。このコードを絞ることによって、正面からの雨水の侵入をくい止めることができます。顔面はともかくとして、中までは濡れずに済みます。
もう一つのコードはフード後部にあります。後頭部とフード後部の間に生じる隙間を無くして、フードを頭にフィットさせる役割を担うコードです。「ワンハンドアジャスターコード」とも呼ばれています。こちらはとても重宝します。とても重要かつ有用な機能です。これが無くて後頭部とフード後部の間に隙間が残ったままだと、首を左右に捻った際に頭だけが空回りして、フードは追従してくれません。そうなると、大きく首を捻った時に、捻った側の目がフードの中に隠れてしまい視界が遮られてしまいます。雨降りというただでさえ周囲の様子が見えづらい状況の上に、フードで片目が隠されてしまうと更に視界が悪くなり大変危険です。視界を確保して安全に行動するためも、無くてはならない機能です。レインテックスには、きちんと備わっています。
便利で快適
レインテックスのセールスポイントの一つが「ビルドインフード仕様」です。つまり、本体の襟部分にフードを収納できる仕様になっている訳です。そうでなければ、フードは常時出しっ放しです。フードを被る程ではない状況下でフードが出しっ放しだと、フードが風にあおられたり何かに引っ掛かったりしかねず、邪魔くさいです。また、小雨の時はフードを被らずにいて、本降りになって初めてフードを被ったら、フードに溜まっていた雨水も一緒に被ってしまい不快な思いをするということも起こり得ます。ビルドインフード仕様であれば、このような不都合が起こることはありません。便利に快適に使うことができます。
ジャケット正面の堅実な造り
万全の防水対策
レインテックスのジャケットの正面はスライドファスナー＋「ダブルフラップドットボタン仕様」になっています。フラップとはファスナー部分の覆いのことです。ファスナーが左右どちらからも、つまり二重（ダブル）に覆われています。更に、ドットボタンでしっかり固定できる作りになっています。それほどまでに防水性能や防風性能が高められている訳です。風雨や寒さからあなたをしっかりと守ってくれます。
配慮が行き届いたジャケットのポケット
防水対策は当然のこと
レインテックスのジャケットの両脇にあるポケットは、こちらもスライドファスナー＋フラップによって閉じる造りになっています。ファスナー部分からの浸水を防ぐことができます。レインウェアですから、防水対策はバッチリです。
使い勝手が良い
レインテックスのジャケットの両脇ポケットの下端は、裾よりも少し上にとどめてあります。街使いであれば、これはむしろ慣れない設計かもしれません。ですが、登山で使うとなると、この方が標準的です。なぜならば、ポケットがこの位置にあると、ザックのウェストストラップの干渉を受けずに済むからです。水も食料も寝袋もテントも、全ての荷物を詰め込んだ重たいザックを、レインウェアを着た上から背負ってウェストストラップを締めても、ポケットの中味がウェストストラップで押さえ付けられることはありません。この方が実用的で使い勝手が良いです。登山においては重宝する設計です。
開口部が締められる 緩められる
防水も換気も自在に
ここで言う開口部とは、具体的には、ジャケットの袖口と、ジャケットの裾と、パンツの裾のことを指します。
ジャケットの袖口にはゴムギャザー＋ベルクロテープが、ジャケットの裾とパンツの裾にはアジャスタードローコードが備わっています。これらを締めたり緩めたりすることによって、開口部をピッタリと閉じたり、逆に隙間を意図的に作ったりすることができます。
雨水の侵入をくい止めたければ、ピッタリと閉じて着用します。ウェア内部の空気を外部と入れ替えたければ、意図的に緩めて隙間を作って対処することもできます。それでも追い付かなければ、ウェア正面のスライドファスナーを空けるという選択肢もあります。状況に応じて開け閉めして快適に過ごせるのは、とても便利な機能です。
パンツの裾が膝まで広がる
着脱しやすい
レインテックスのパンツの外側には、裾から膝の辺りまでスライドファスナーが備わっています。普段履いているよりも硬くて大きくて重い登山靴を履いたままでも着脱しやすい設計になっています。急に雨が降って来た時でも素早く履くことができ、濡れからあなたを守ってくれます。
ちなみに、このファスナー部分にもフラップが付いています。防水対策にぬかりはありません。
内側背後上部中央のループ
吊るすのに便利
レインテックスは、ジャケットにもパンツにも、内側背後上部中央、普通なら丁度タグが縫い付けられている辺りに、一緒にループが縫い付けられています。このループは、干したり保管したりする際に吊るすのに役立ちます。こんな所にも、使う人の便宜を考えて、有用な機能が組み込まれているのです。
汎用性が高い
日常でも使いやすいカラーバリエーション
レインテックスはそもそもは登山用のレインウェアなのですが、街に着て行くこともできるオシャレな色使いやデザインになっています。山でも街でもオシャレを楽しむことができて、あなたのセンスを活かすことができます。一着で、色々な場面に使い回すことができます。
オールシーズン使える
レインテックスは身幅がゆったりとしているので、中に保温性の高いフリースやダウンを重ね着しても楽に着ることができます。レインウェアとして、ウィンドブレーカーとして、防寒着のアウターとして、また、登山に行く時でも街に出掛ける時でも、更にはオールシーズンいつでも、幅広い用途に活用できる重宝な一着です。いつでもどこでも使えて最高です。
レインテックスのネット上の評価コメント
このレインテックスジャケットはフードが収納てきる、ビルトインここが気に入りました。あと、ドットボタンかな。
スーツの上からでピッタリ、です。上から下までしめると、かっこいいです。
出典：楽天
ノースフェイスのレインテックスの代わりになる選択肢
ノースフェイス；オールマウンテン ジャケット & パンツ
ハードな登山をする人向け
ノースフェイス；クライムライト ジャケット & パンツ
軽量性を重視する人向け
モンベル；ストームクルーザー ジャケット & パンツ
日本の有力アウトドアメーカーが主軸に据えているレインウェア
ノースフェイスのレインテックスはいいこと尽くし
- 最高レベルの防水透湿性能を有し肌触りも良く丈夫なゴアテックス3層構造
- 登山における様々な場面で威力を発揮する機能性の高さや使い勝手の良さ
- いつでもどこでも着られるデザイン性の高さと優れた性能
登山という過酷な使用状況にも耐えられるだけの機能や性能の高さを有するだけでなく、街に着て行ってもオシャレになるデザイン性の高さも有するノースフェイスのレインテックスは非常に汎用性に富み、活躍する機会は無数にあります。
いつでもどこでも着られる上に、丈夫で長持ちとなるとお財布にも優しく、コストパフォーマンスにも優れます。
そんなノースフェイスのレインテックスをあなたもフルに、存分に、使いまくって、楽しく快適な毎日を過ごして下さい。
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