汗をかいても臭わない!防臭機能付き登山用インナーおすすめ3選!

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

大量の汗をかくこともある登山においては、肌の最も近くに着るインナーが汗の処理も真っ先に受け持たされます。

汗が適切に処理されないとイヤな臭いの発生にもつながりますから、インナーに防臭機能も備わっているに越したことはありません。

ですが、登山用のインナーでは速乾性が重視されるため、防臭機能は低く扱われがちです。

今回は、速乾性に加えて防臭機能も備わっている優れ物の登山用インナーをご紹介いたします。

登山用インナーに求められる機能

最も重要な吸汗速乾性

登山用インナーの最優先にして最重要な機能は吸汗速乾性です。

なぜならば、登山とは時には大量の汗をかくこともある激しいスポーツです。

また、登山で行く先は下界よりも標高が高く、従って寒い所だからです。

その様な寒い所で体の表面近くが濡れたままでいたら、必要以上に体温を奪われ、ひどい場合には行動不能になって命を落としかねません。

出典:イラストAC

それを防ぐために、登山用インナーには第一に吸汗速乾性が求められます。

吸汗性とは、肌表面に発生した汗を肌から吸い取る機能のことです。

速乾性とは、吸い取った水分を素早く放出して乾く機能のことです。

これら吸汗性も速乾性もどちらも合わせ持っていることが、登山用インナーの必要条件です。

濡れた時に保温性を得るには

登山で着る服装では、保温性も考慮する必要があります。

なぜならば、登山で行く先は下界よりも標高が高く、従って寒い所だからです。

保温性を得るためには、インナーだけで解決する必要は無く、フリースやダウン等の保温性の高いウェアを外に着て対処します。

ですが、仮にインナーが濡れたままだと、どれだけ保温性の高いフリースやダウン等を外に着ても温まりません。

 

ところで、乾いた布であればどんな物でも、素材によって性能に多少の違いはあるものの、保温性はあります。

ここでお話ししたいのは、汗などで濡れてしまった時のことです。

たとえ濡れてもすぐに乾いてしまえば、保温性は復活します。

先に、吸汗速乾性が登山用インナーの最優先にして最重要な機能だとお話しした理由は、速乾性があれば保温性にも結び付くからです。

あるいは、濡れても保温性が保たれる素材であれば、登山用インナーの選択肢に加えることができます。

防臭性と速乾性の関係

臭いが発生する要因は、インナーが汗で濡れたままの状態が続くことです。

なぜならば、皮脂やアカなどの臭いの元と、臭いを発生させる菌とが、汗と混ざって繊維の中に浸み込んでしまうからです。

速乾性があればこの様なことは起こりにくいですが、一瞬で乾いてしまう訳ではありません。

そこで、防臭機能も付け加えることでより臭いにくくするわけです。

防臭を促進する2つの方法および適した素材

①防臭加工されたポリエステルを使う

ポリエステルは速乾性に優れているので、登山用のウェアにもよく使われる素材です。

その一方で、ポリエステルは皮脂やアカや菌が浸み込みやすい性質もあります。

それに対処するために、菌を殺す成分が繊維の中に組み込まれたポリエステルが使われているインナーがあります。

これなら、ポリエステルの吸汗速乾性を維持したままで、更に、防臭機能も得られます。

また、次でお話しする天然繊維と比べて価格が安いという利点もあります。

②防臭機能を持つ天然繊維を使う

天然繊維の中には防臭機能を持つ物もあります。

その様な物の中で、登山という用途に求められるほかの機能も十分に持ち合わせた素材を使うことによって解決する方法です。

メリノウール

メリノウールとはウール(羊毛)の一種で、メリノ種と呼ばれる羊から取れるウールのことです。

メリノウールは抗菌防臭性があり、普通のウールのようなチクチク感が無く、肌触りが良く、登山用インナーにも適した素材です。

メリノウールの速乾性はポリエステルに比べると劣りますが、吸汗性も有り、保温性に優れていて、また、濡れても保温性を保つため、登山用ウェアの素材として十分活用できます。

メリノウールには温度調節機能があるため、保温性がある一方で、夏は涼しく過ごせます。

★メリノウールの利点

  • 抗菌防臭性がある
  • 速乾性がある
  • 保温性に優れる
  • 濡れても保温性を保つ
  • 温度調整機能がある
  • 吸汗性、吸湿性に優れる
  • 肌触りが良い
  • 丈夫い
  • 縮みにくい

ポリエステルとメリノウールの混紡素材もあり、これだとポリエステルの速乾性とメリノウールの保温性を兼ね備えています。

シルク

シルクにも抗菌防臭性があり、吸汗速乾性も保温性もあり、肌触りも良いため、こちらも登山用インナーにも適した素材です。

ポリエステルとウールやシルクを比べると、ポリエステルの方が速乾性に優れ価格も安いですが、防臭性は劣ります。

また、ウールとシルクを比べると、ウールよりもシルクの方が保温性や耐久性は低いですが、肌触りは良いです。

防臭機能付き登山用インナーおすすめ3選

モンベル:ジオライン L.W. Tシャツ

吸汗速乾性に優れたポリエステル(100%)の素材で、銀イオンによる制菌加工が施されています。

価格が比較的安めです。

男性用:ジオライン L.W. Tシャツ Men’s

モンベル(mont-bell) 国内正規品 ジオライン L.W.VネックTシャツ Men’s 1107738 ライトグレー (LGY) (S)
ノーブランド品

女性用:ジオライン L.W. UネックTシャツ Women’s

モンベル(mont-bell) 国内正規品 ジオライン L.W.UネックTシャツ Women’s 1107739 ラベンダー (LV) (S)
ノーブランド品

ファイントラック:メリノスピンライトTシャツ

メリノウール35%とポリエステル65%の混紡素材で作られています。

男性用:

ファイントラック メリノスピン メンズ/男性用 FUM0713 メリノスピンライトT 半袖Tシャツ

女性用:

ファイントラック メリノスピン レディース/女性用 FUW0713 メリノスピンライトT 半袖Tシャツ

ファイントラック:シルクスピンコンフォTシャツ

シルク15%とポリエステル85%の混紡素材で作られています。

男性用:

ファイントラック finetrack シルクスピン コンフォ T ( メンズ ) アウトドア インナー Tシャツ

女性用:

ファイントラック finetrack シルクスピン コンフォ T ( レディース ) アウトドア インナー Tシャツ

防臭インナーで快適登山を

登山で大量の汗をかいてイヤな臭いがする程にまでなると、自分自身も不快なだけでなく、他人にも迷惑をかけてしまいます。

大自然の中で解放感に浸れる登山にせっかく来たのですから、あなたも防臭機能もあるインナーを着て、イヤな臭いに悩まされること無く、気持ちよく快適に登山を楽しんで下さい。

この記事を書いた人

Picture of 丹羽 英之

丹羽 英之

登山歴は20年以上。山岳展望や花(高山植物)を見ることが好きで、北アルプスの雲ノ平周辺によく行きます。一人で山に登ることが多く、気ままに山道を歩き、心の癒やしやリフレッシュをすることも登山の目的の一つです。

上部へスクロール